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2010年宇宙の旅 [活字中毒のトモ]

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*読み応え  70点
*コストパフォーマンス  70点

なんか、不完全燃焼だ。
原書読もうかな。

というのも、前作 2001年宇宙の旅 で、読みやすい翻訳を提供してくださった伊藤典夫さんの翻訳が今三くらいイケてないから。日本語版を読んでいるのに、読むたびに英語が頭に浮かぶ。文芸作品なんだから、もう少し「超訳」っぽいほうがいいと思うんですけど。なんでかなあ。24年前の初版から、翻訳が改訂されなかったんだろうか。第 7 部「ルシファー」あたりは多少読みやすくなっているので、下訳者が違うのかも?

これだけ翻訳に難癖つけておきながらも、読み応えはほとんど 2001年宇宙の旅 と遜色ないです。翻訳がイケてたら、2001 年・・・よりも高評価かも。クラークさん、さすがです。

さて、2010 年の宇宙の旅は、遺棄されつづけて10年が経過したディスカバリー号をフロイド博士が回収に行く旅です。
せっかくゲットした若い妻と幼い息子を地球に残して、
アメリカ製のロケットではなく、ロシア製の「アレクセイ・レオーノフ号」に乗り込み、
フロイド博士が向かった木星の衛星で起こった出来事とはーーー。

続きは本をじっくりお読みください。(^-^)

だけど、なんで、舞台を前作の「土星の衛星ヤペタス」から「木星の衛星イオ」に移しちゃったのかなあ?
映画とは違う設定でそのまま進めてくれても良かったのに。

それから、頭に浮かぶ英語から推察するに、原作って和訳よりもっとコミカルで、言葉の遊びがたくさんつまったお話なんじゃないでしょうか。
なんとなく、イメージとして こんな本 に近いような気が。(両方のファンの方に後から刺されそうだけど)

やっぱり、気が向いたら原書を読むかな。(いつだろう)


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