3001年終局への旅 [活字中毒のトモ]
*読み応え 80点
*コストパフォーマンス 80点
伊藤 典夫さん、お帰りなさい。\(^O^)/
2001年宇宙の旅 の時の、読める日本語が帰ってきました。やったー。
やっぱり、2010年宇宙の旅 は、22 年前の翻訳をそのまま文庫に適用したみたいですね。
同じ人とは思えないほど、この作品は翻訳がすばらしいです。
私も、20 年経ったらいい仕事ができる翻訳者になれるでしょうか。
(それまで仕事ができればいいけどねえ)
さて、時は 31 世紀初頭。
宇宙曳船ゴライアス号は、海王星付近で、ある「漂流物」を回収します。
それは、かつて宇宙船ディスカバリー号での船外作業中に、
HAL9000 の暴走によって抹殺されたと思われていた
フランク・プールその人でした。
異常に冷たい宇宙空間で、仮死状態のまま 1000 年ほど生き続けていたのです。
蘇生した彼はその後、
モノリスに取り込まれたデイブ・ボーマンと HAL9000(の意識体)に再会し、
モノリスと対決することになります。
あんな四角い「物体」とどうやって対決するのか、気になるでしょう?
ささ、本をお読みになってください。
「宇宙の旅」シリーズを 4 冊読んだ中では、これが一番お薦めです。
2006-11-02 05:09
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