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人口減少パニック [活字中毒のトモ]

人口減少パニック (PHP Paperbacks)

人口減少パニック (PHP Paperbacks)

  • 作者: 高橋 乗宣
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2006/07/19
  • メディア: 単行本

*読み応え 60 点
*コストパフォーマンス 60 点

2005 年から、日本の人口は減少に転じたそうですね。
この「人口減少」を問題であると捉え、
さまざまな現状や未来の展望を紹介している本です。

人口が減少すると
競争力が低下するとか
インフラの整備が進まなくなるとか
いろいろデメリットが書かれていますが、
果たして本当にそうかな?

人口くらい多少減ったっていいじゃないかと思っている私の心には
あまり響かない 1 冊でした。

外国移民を労働力として積極的に受け入た諸外国の例、とか
老後を介護力が豊富なフィリピンで過ごす日本人の例、とか
ありきたりな実例ばかり出ています。
まあ、事実なんだから、仕方ないのかもしれませんが
さらに掘り下げて、根本的な打開策を提示して欲しかった。

どうしていつもいつも「即戦力」ばかり期待して
人材を一から育て上げる努力を惜しむのでしょうか。
安易に労働力となる移民を受け入れるのではなく、
もっと国民の教育を徹底して
同時に労働のオートメーションを大々的に取り入れるのが先では?

また、本書では
子育ての難しさも、いくつかの視点で書かれていますが
これについては、打開策の提示は非常に難しいと私も思います。

ちなみに、私は子供を 1 人しか生んでいませんので、
人口減少に多少貢献しているわけですが、
私なりの「生まない理由」を書いてみますと

子育てって、私にとっては
非常にたくさんの義務と責任と投資が必要な
「趣味」でしかありません。
そう、趣味。
子育て、楽しいですよ。
もっとたくさん子供がいると、さらに楽しいと思います。
でも、あくまで「趣味」なので
趣味にかかる費用を稼がなくてはならないし
子育てしたって、何の特にもならないし。
子供が何かしでかしたら、対処しなくてはいけないし。
だから、自分の手に負える範囲であきらめざるを得ないわけです。

「あなたに生活の不自由は一切させません。
どうか、思う存分子供を生んで、育ててください」

那覇市がこう言ってくれたら
喜んでもう 2、3 人生むんですが
そんなこと、ありえんだろうなあ。


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