ホスピタリティの教科書 [活字中毒のトモ]
*読み応え 70 点
*コストパフォーマンス 60 点
大阪の「太閣園」や、「ザ・リッツ・カールトン大阪」で支配人を務めた
林田正光さんの著書。
サービス業全般において「顧客満足」を実践するための方法が、
「ホスピタリティ」(心のこもったおもてなし)という観点から説明されています。
内容は、どちらかというとありきたりです。
・サービスをするときは、常に客の立場にたって考えろ
・経営者は従業員も客だと思って大切にしろ
・同僚との会話も日ごろから敬語にしておけ。そうすれば
客の前での同僚のミスに対する叱責も、悪印象が軽減される
等々、どこかで一度は聞いたことがあるような文章が並んでいます。
たぶん、知ってはいても、なかなか実践できないことが
書かれているんだと思います。
頭では分かっているんですけどねえ。
状況に応じて行動で表すのが難しいんですよ、こういうことって。
でも、
「相手の立場にたって物事を考え、
それに沿って行動して、相手に喜んでもらえたときは
本当にうれしい」
という林田さんのお気持ちが良く伝わってきました。
ホスピタリティというのは、上述のような「小手先の技術」ではなく
提供する側の心が大事なんでしょうね。
2007-08-09 05:22
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