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女の子どうしって、ややこしい! [活字中毒のトモ]


女の子どうしって、ややこしい!

女の子どうしって、ややこしい!

  • 作者: レイチェル・シモンズ
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2003/06/15
  • メディア: 単行本


思春期の女の子の多くが体験する「表には見えないいじめ」に光をあてた本。

女子のいじめは、暴力こそ少ないですが、その分陰湿で目に見えないことが多いです。
作者はアメリカ国内の学校をいくつか回って、いじめの体験者と対談し
目には見えない「裏攻撃」の実態を明らかにしました。

作者自身も、学生時代にいじめられた経験と友達をいじめた経験の両方があり
その体験を赤裸々に語っています。
また、いじめの被害者の保護者とも対談して
親として、娘のいじめにどう向き合ったら良いか、その方向性をも示しています。

いじめられると、そのショックもあり
物事を多角的に見られなくなりがちです。
そんなとき、こんな本を読めたら、
心の持ちようがかなり変わると思います。
娘を持つ親だって、こんな本を事前に読んでいたら
娘の現状を客観的に捉えてあげられると思います。

読んでみると、インタビューの内容が生々しくて
読み手のこちらまで暗い気持ちになりますが、
おそらく、この本に書かれていることは真実です。
女子のいじめの実態が見事に説明されています。

もう 1、2 年経ったら、この本は娘にあげても良いかも。
どんな女の子も、時と場合によってはいじめられるし
逆にいじめる立場になります。
どうしてそうなるのか分かっていて、損はないと思います。
現在いじめに遭っている女の子が読むと、何か解決策が浮かぶかもしれません。


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