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神の吹かす風(下) [活字中毒のトモ]


神の吹かす風〈下〉

神の吹かす風〈下〉

  • 作者: シドニィ シェルダン
  • 出版社/メーカー: アカデミー出版
  • 発売日: 1998/02
  • メディア: 新書


時のアメリカ大統領、ポール・エリンソンによってルーマニア大使に指名された
メアリー・アシュレー教授。
夫の不慮の死を乗り越えて、子どもたちとともにルーマニアに赴きます。
そこで待ち受けていたのは、大使としての重大な責務はもちろんですが
盗聴、密告、なんでもありの恐ろしい世界でした。
アメリカ大使であるメアリーは、何者かに命を狙われます。
ついに、アメリカ独立記念日の日、暗殺者から暗殺予告が届けられ
蒼白になるメアリー。
さて、メアリーは無事、暗殺者から逃れられることが出来るのか?

やっぱり最後まで、味方が誰なのかまったくわからない
ハラハラドキドキのストーリーで、383 ページをあっという間に読みきりました。

ああ、怖かった。

このお話、ホントに終わったのかしら。
読み終わっても、まだ続きがいくらでもあるような気がします。

八百長恐慌! 「サブプライム=国際ネズミ講」を仕掛けたのは誰だ で本書を紹介されていた
鬼塚さんは、このような秘密結社が本当に存在すると思っていらっしゃるようですが
だとすると、シドニィ・シェルダン氏はどのようなソースを元に
この本を書いたのでしょうか。
その辺、とても興味があります。
この本は、単なるフィクションだったから、
もしこのような秘密結社が本当にあったとしても
「この本はフィクションです」と言い切ってしまえば
シェルダン氏が殺されることはないから、書いたんでしょうか。
だとしたら、シェルダン氏はどこでその事実を知ったのでしょうか?
残念ながら、シェルダン氏は 3 年前に 89 歳で亡くなられているので
(結構高齢だから、暗殺ではなさそうですよね)
今となっては知る術もありませんが。

また、秘密結社の「自主愛国者同盟」には日本人のメンバーもいたようです。
誰がモデルとなっているんでしょうね。

本当にあるのか、ないのか、いつまでたっても不透明な裏組織の存在に
ご興味のある方は是非どうぞ。

個人的には、殺し屋の「アンヘル」がとてもいい味を出していると思います。
主人公のアシュレー教授より、うんと好きかも。



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