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とてつもない日本 [活字中毒のトモ]


とてつもない日本 (新潮新書)

とてつもない日本 (新潮新書)

  • 作者: 麻生 太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/06/06
  • メディア: 新書


先の首相、麻生 太郎さんの著書です。
確か、Amazon で別の本(まだ読んでない)を買ったときに
あわせて買った本です。

本書が刊行されたのは、2007 年 6 月ということで
麻生さんが首相になられる前に、お書きになった本です。
「とてつもない日本」というタイトルどおり、日本の底力の素晴らしさを
絶賛されています。
この方、さすが自民党の総裁になるような方だけあって
考え方が地に足着いているというか、
理想論だけで終わらない、泥臭い何かを感じさせます。
言っていることが、現実的です。
そして、文章も、普通に話している感じでかなり分かりやすいです。
政治家ですから、細心の注意を払って話しているので
主張が極端にぶれないように、気をつけられているのが良く分かります。
政治家の話も、テレビで聞いていると何を言っているのかわからないのですが
こうやって文章にすると、分かりやすくなるんですね。

本書では、大まかに言うと

1. 日本(文化)のアジアにおける影響力
2. 日本の教育制度について
3. 高齢化について
4. 格差社会について
5. 地方の自立について
6. 外交と靖国神社について
7. これからのアジアと日本

という 7 つのお題について
麻生さんが思われることを、ざっくばらんに語られています。
「平等って何よ?そんなもの、本当に存在するのか?
そもそも、社会主義はみんな平等を目指してコケたよね?」とか
「靖国神社って、国のために戦争に行ってくれた人を祀る神社なんだから、
民営化しちゃったらヤバいんじゃないの?」みたいな
首相時代にテレビの前で言ったら
バッシングを浴びること間違いなしの文章がずらりと並んでいます。
首相になったら、そりゃ叩かれるわ・・・。

だけど、身内にこういう爺さんがいると、面白いかもしれないと思いました。
(麻生さん、今年で 70 歳なんですね。元気だよなあ)
日本の現状を良く分かっていて、独自の道筋を示してくれる。
泡盛片手に、朝まで語り合いたい爺さんです。
(もちろん、麻生さんは私となんて語りたくないでしょうけど。
だから、身内にいて欲しいと思うんだよなあ)




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