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人にいえない仕事はなぜ儲かるのか? [活字中毒のトモ]


人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?  角川oneテーマ21

人にいえない仕事はなぜ儲かるのか? 角川oneテーマ21

  • 作者: 門倉 貴史
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/11/10
  • メディア: 新書


「ホンマでっか!?TV」でおなじみの門倉先生の著書です。
結論から言いますと、人に言えないイコール非合法だから
税金を払わずに済むような抜け道をいっぱいくぐって儲けることができるようです。
そうです、この本は実は「人にいえない仕事」ではなく、税金にフォーカスが当たっています。
どうして野球選手は家族を従業員にしてマネジメント会社を経営するのか、とか
性産業がいかにして税金を払わずに法律すれすれのところで経営しているか、とか
課税の抜け穴って結構あるんだよ的なお話がたくさん出てきます。

そして最終的には、こんなに抜け穴だらけの税法を適用しながら
消費税アップを目指すのではなく
使った分だけ課税される「支出税」を導入すればいいのでは?
というご意見を展開されています。

・・・でも、使った分だけ課税されるのであれば、
みんなお金を使わないようにしようと思っちゃったりしませんかね?
そうすると、消費がますます落ち込んで、経済はずっと上向かないような気がします。

累進課税法は、お金をたくさん稼ぐのがアホらしくなる制度なのでやめたほうがいい、
というご意見には賛同しますが、では支出税を導入・・・となると
ちょっと微妙な感じでした。

「人にいえない仕事」というタイトルから想像するよりは真面目な本です。
おもしろくあっという間に読めますが、
現在の日本の経済状況は、実に鋭く解説されています。
経済に余り興味がない方でも、面白く読めると思います。




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