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サヨナラ! 操作された「お金と民主主義」 なるほど! 「マネーの構造」がよーく分かった [活字中毒のトモ]


サヨナラ! 操作された「お金と民主主義」 なるほど! 「マネーの構造」がよーく分かった

サヨナラ! 操作された「お金と民主主義」 なるほど! 「マネーの構造」がよーく分かった

  • 作者: 天野 統康
  • 出版社/メーカー: 成甲書房
  • 発売日: 2012/11/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


北野 幸伯さんのメルマガで紹介されていた本です。
著者の天野 統康さんは「社会派ファイナンシャルプランナー」という肩書きをお持ちで
ご自身で FP 事務所を経営されていらっしゃるようです。
どこかで聞いたことあったかな・・・と思ったら、私は以前
この方の書かれた「あなたはお金のしくみにこうして騙されている」を
読みかけて挫折したことがあったのでした。
道理で、この本も非常に読みにくく、読了するのが難しかったわけです。
何故だかわかりませんが、途中で興味がどんどん失われます。
お金の仕組みが分かりやすく書いてありますので、読むとかなり勉強になるのですが
意外と読みにくい・・・そんな本を今回読む気になったのは、
実は北野さんのレビューがきっかけではなく、Amazon で中身を見たところ
マイケル・サンデル教授の授業の問題点が書かれていることが分かったからでした。
サンデル教授の授業にどんな問題が・・・?ここだけに興味を惹かれて読んでみたのです。

今の世の中は、国際金融権力によって操作された民主主義の世界だそうです。
やれ株が上がった、バブルがはじけたと大騒ぎをするけれど
実際はお金が増えたり減ったりする仕組みをほとんどの人が理解していない
というか理解しないように、巧みにコントロールされているそうです。
権力者にとって、そのほうが都合が良いからです。
本書では、権力者がひた隠しにしてきた「お金の仕組み」が
図やチャートをふんだんに使って分かりやすく解説されています。
読んでみて私は、「お金が増える」ってこういうことだったのか・・・なんか空しいな
と思いました。
実際に増えていたのが、お金ではなく借金だったなんて。

読んでみると、お金の仕組みは割と簡単でした。
それなのに何故世の中にはこういうことが伝わっていないのかというと
世の中に出回る情報が巧みにコントロールされているからだ、と言います。
ここでサンデル教授の授業の問題点に話がとぶのですが
「XX はフェアか、アンフェアか」と、教授が授業のテーマを設定し
最初に、正義か、そうではないかだけに論点を絞っていることが問題だそうです。
正義か、そうではないか?と聞かれたら、
人々はつい、「正義だろう」、「いや、それは違うだろう」という議論を始めてしまう。
要するに、コントロールされているわけです。
本当は、問題の論点はそこではなくて、別のところにあるかもしれないのに。
世論をコントロールするのは結構簡単だ、こんなふうにしてみんな騙される、という
良い見本が示された形になっていました。
このように、お金に関しても、情報の流し方次第で、一般の人たちを簡単に騙せるようです。

ですが最近は、インターネット文化が発達してきたお陰で
情報をコントロールするのが難しくなってきました。
これからは「真理」を追究できる世の中になるそうです。
そうなると、お金に騙されずに、人間本位の社会を築けるようになると。
私も「だまされない力」を磨きながら、世の中がどのように変わっていくのかを
見届けたいと思います。



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