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酒飲みは酒をやめるとかえって早死にする―この逆説こそ新常識 [活字中毒のトモ]


酒飲みは酒をやめるとかえって早死にする―この逆説こそ新常識

酒飲みは酒をやめるとかえって早死にする―この逆説こそ新常識

  • 作者: 倉知 美幸
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2012/03/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


引き続き、お酒のシリーズです。
なんだか、酒飲みにとっては心地よいフレーズです。
むやみやたらと飲酒するのはだめだけれど、節度を守って飲む分には
お酒を完全にやめるよりも体に良い、というのが著者の考えです。
著者の倉知さんは、NTT 西日本東海病院総合健診センター長を務めておられる医師です。

本書では、酒飲みが禁酒をしても、ストレスがたまってしまい
GOT や GPT の数値がなかなか下がらなかった人の話とか
突発性難聴になり断酒したところ、めまいがなかなか治らず
飲酒を再開すると治った人の話とかを紹介しながら
たくさん飲むのはよくないが、適量を守って飲めば、お酒はむしろ体にいい
という説が語られています。

本当にその通りであったなら、酒飲みにとってこれほどありがたい話はないのですが
提示されたデータを見ていて若干不思議に思うことがありました。
お酒を完全にやめた人よりも、少しずつ飲み続ける人のほうが健康だとおっしゃられますが
その完全にやめた人って、その時点でどの程度体調が悪かったのかが分からないのです。
もう相当体調を崩していたのであれば、お酒をやめたところでその後たいして長生きは
できないのではないだろうか?というのが私の素朴な感想でした。
提示されたデータを、そのまま信じてよいものかどうか、疑問が残りました。
統計学の話ではないですが、出てきたデータをどのように見せるかによって
見た人の感想が変わってきそうな気がします。

そうはいっても、酒飲みにとってはこの本のタイトルはとても魅力的ですので
週に 10 単位(ワイン 2.5 本くらい)を目安に、休肝日を多めにとって
お酒をコントロールしていきたいと思います。
果たしてどんな結果が出るか・・・次の健康診断が楽しみです。



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耳のサプリ@ミミ

はじめまして。
お酒は好きですが、
飲みすぎると何日かは飲みたくなくなりますね。

ストレスをお酒で解消するのは良くないと思います。

お酒は万病のもとだし、
飲まないほうがいいと思います。

またきますね。
by 耳のサプリ@ミミ (2013-10-14 18:43) 

うしこ

>耳のサプリ@ミミさん

ご来訪&コメントありがとうございます。

お酒がお好きなのに「飲まないほうがいい」と言えるということは、
健康的な飲み方をされていらっしゃるのですね。

by うしこ (2013-10-15 05:13) 

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