暗黒童話 [活字中毒のトモ]
乙一さん第 2 弾です。
彼の本は、読むと精神的なダメージが強くて、しばらく読む気になれないのですが
会社に乙一本が積まれているので、少し暇ができると手にとってしまいます。
そしてまたダメージを受けて、しばらく立ち直れなくなりますorz
読まなきゃいいのにね。。
今回この「暗黒童話」を読んで、乙一さんの本を読むのは本当に終わりにしようと思いました。
というか、あまりのダメージに、一度立ち直れなくなり、読むのを途中で放棄していました。
1 冊読みきるのに、数ヶ月かかりました。
白木 菜深(しらき なみ)は、ピアノが上手で運動神経も抜群な高校生でした。
それがある日、突然の事故によって左目と記憶を失ってしまいます。
その後、事故で脳死状態となった男性の左目を移植され、
見た目は何とか元のようになりましたが
心は以前と同じではなく、昔の自分の評判に違和感を抱く日々。
そのうち、左目がまるで菜深に訴えかけるかのように、
不思議な映像を次々と映し出すようになります。
記憶をなくす前の世界で居場所をなくしていた菜深は、左目の映像に誘われ
悪夢のような事件に巻き込まれていくのでした。
設定がありえなくて、怖かったです。
お話に入り込むのに相当な時間が必要でした。
どのような人にこの本をお薦めしていいか、良く分からないのですが
最近娘が借りてきた図書館の本の中に、「平面いぬ。」があったのです・・・!!
聞けば、司書の先生のお薦めだとか。
乙一を薦める司書がいるとは・・・人の好みって分からないです。
こんな本を読んで、人を刺しても死なないかも、とか考えるアホがでてきちゃったらどうしよう??
いや本に罪はない、表現の自由が認められている以上、
読了後の行動は、読み手の良心と好奇心に委ねられている、仕方ないよな・・・
というか、この本が発売されたのは 10 年前。
当時、本当に模倣犯は出なかったのでしょうか?
そんな感想を持ちました。模倣犯が現れていないことを切に願います。
前述のように、私はこの本を読みきるまでに、数ヶ月かかりました。
気持ち悪くて、途中で読む気にならなくなってしまったのです。
読みきろうと思ったのは、ひとえに、貸してくれた人に感想を伝えたい
という気持ちだけでした。それですら、数ヶ月かかりました。
貸してもらって感謝したいところですが・・・もう読みません。
2014-02-21 05:17
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