SSブログ

暗黒童話 [活字中毒のトモ]


暗黒童話 (集英社文庫)

暗黒童話 (集英社文庫)

  • 作者: 乙一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/05/20
  • メディア: 文庫


乙一さん第 2 弾です。
彼の本は、読むと精神的なダメージが強くて、しばらく読む気になれないのですが
会社に乙一本が積まれているので、少し暇ができると手にとってしまいます。
そしてまたダメージを受けて、しばらく立ち直れなくなりますorz
読まなきゃいいのにね。。
今回この「暗黒童話」を読んで、乙一さんの本を読むのは本当に終わりにしようと思いました。
というか、あまりのダメージに、一度立ち直れなくなり、読むのを途中で放棄していました。
1 冊読みきるのに、数ヶ月かかりました。

白木 菜深(しらき なみ)は、ピアノが上手で運動神経も抜群な高校生でした。
それがある日、突然の事故によって左目と記憶を失ってしまいます。
その後、事故で脳死状態となった男性の左目を移植され、
見た目は何とか元のようになりましたが
心は以前と同じではなく、昔の自分の評判に違和感を抱く日々。
そのうち、左目がまるで菜深に訴えかけるかのように、
不思議な映像を次々と映し出すようになります。
記憶をなくす前の世界で居場所をなくしていた菜深は、左目の映像に誘われ
悪夢のような事件に巻き込まれていくのでした。

設定がありえなくて、怖かったです。
お話に入り込むのに相当な時間が必要でした。
どのような人にこの本をお薦めしていいか、良く分からないのですが
最近娘が借りてきた図書館の本の中に、「平面いぬ。」があったのです・・・!!
聞けば、司書の先生のお薦めだとか。
乙一を薦める司書がいるとは・・・人の好みって分からないです。
こんな本を読んで、人を刺しても死なないかも、とか考えるアホがでてきちゃったらどうしよう??
いや本に罪はない、表現の自由が認められている以上、
読了後の行動は、読み手の良心と好奇心に委ねられている、仕方ないよな・・・
というか、この本が発売されたのは 10 年前。
当時、本当に模倣犯は出なかったのでしょうか?
そんな感想を持ちました。模倣犯が現れていないことを切に願います。

前述のように、私はこの本を読みきるまでに、数ヶ月かかりました。
気持ち悪くて、途中で読む気にならなくなってしまったのです。
読みきろうと思ったのは、ひとえに、貸してくれた人に感想を伝えたい
という気持ちだけでした。それですら、数ヶ月かかりました。
貸してもらって感謝したいところですが・・・もう読みません。



nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0