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「食べない」生き方 [活字中毒のトモ]


「食べない」生き方

「食べない」生き方

  • 作者: 森美智代
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2013/11/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


夫婦そろって美味しいご飯を食べるのが大好きなのですが、最近夫は昼食を食べないらしいです。
なぜなら、仕事が忙しく食べに行く暇がないんだそうで。
食べるのを放棄するくらい忙しい仕事って・・・。

そして夫は痩せはじめました。
もともとメタボ気味だったので、ちょっとくらいなら痩せるのはいいのかもしれませんが
このまま痩せ続けたらどうなるんだろう?
ちょっと心配していたところ、こんな本を見つけたので、読んでみました。

著者の森 美智代さんは、自作の青汁だけで 20 年くらい生きている
私からすると「ありえない」鍼灸師さんです。
脊髄小脳変性症という難病を発症した際、
西式甲田療法という、断食を取り入れた健康法に従った結果
病気が治って、余命宣言もどこ吹く風。長生きされていらっしゃるそうです。

難病が治ったというのはともかく
この方が毎日 50kcal の青汁だけを飲んで生きていて
しかも痩せない、いやむしろ気をつけなければ太るかもしれない
と書いてあるのを読んで、本当にこんな人が存在するんだろうかと
読み終わった今でも半信半疑な気持ちでいます。
しかも断食をすればオーラが見えるようになったり、未知の才能が現れたりするらしいです。
ちょっと試してみたいけれど・・・私おいしいものを食べるのが好きなんです。
未知の才能には憧れますが、この楽しい趣味をあきらめてまでかと言われると
それはちょっと違うかな・・・。

それと面白いことに、この方人の苦しみを受け止めるのが苦手なようです。
愚痴を聞くのが嫌なんですって。
誰でも、愚痴なんて聞きたくないとは思いますが、
人間って基本的に愚痴ばかり言って生きているというか
自分の思いをだれかに受け止めてもらってほっとしている人が多い印象なので
鍼灸師として体を治す人が愚痴は聞いてくれないというのが意外でした。
蒸し返しても無駄、らしいです。
そういうふうに割り切っていければ、もっと心が楽になれるかも。
私の周りの人は、愚痴ばかり言っているような気がして
私はそれを聞いてばかりなので、シャットダウンできる方法があれば
実践してみたいところです。

無駄なものを省いていけば、エネルギーを使わずに済んで
小食になれるのかもしれません。
読んでみて確かにその通り!と思うことが多かったですし
未知の才能を開拓したいではあるのですが
今現在、本当においしいものを食べることが好きで
これがなかったら、生きている意味がないとさえ思います。
困りましたね。

そういえば私のおばあは、ボケてから食べ物のことばっかり考えていましたね。
お見舞いに一緒に食べようと思って持って行ったたこ焼きを
全部一人で食べてしまったり、
病院食を食べてなお、別のごはんを食べたいと言っていたり。
あれは戦時中に食べられなかった恨みを晴らしているのかと思っていましたが
どうしてなかなか、私もおばあみたいな方向にボケる要素は十分にあるのだと気づきました。
ご飯がおいしいのはいいことだよ。

食べない生き方は、まだまだ実践できそうにありません。






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