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恋愛志願 [活字中毒のトモ]


恋愛志願 (ハーレクイン・セレクト)

恋愛志願 (ハーレクイン・セレクト)

  • 作者: サンドラ マートン
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2013/11/29
  • メディア: 新書



恋愛志願 (ハーレクインコミックス・キララ)

恋愛志願 (ハーレクインコミックス・キララ)

  • 作者: 上杉 可南子
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2010/11/11
  • メディア: コミック


こちらも、漫画の方を先に読んで、あとで原作を読みたいと思った作品ですが
原作は実は 2001 年にリリースされたようで、現在手に入るのは「ハーレクイン・セレクト」
として再版された作品のようです。

エミリーは、投資家ジェイク・マクブライドの有能な秘書。
ジェイクは彼女のことを、美人ではない、恋愛対象から最も遠いタイプと思って
秘書として採用しましたが、エミリーがジェイクの知人からのデートの誘いに乗るのを見て
妙に動揺します。何故に動揺?これは恋なのか?いやまさか・・・。

漫画は非常にコミカルで、ところどころかなり笑えます。
ハーレクインなので涙溢れるお話のはずなのですが、漫画を読むと
ジェイクがかなりチャラい感じで書かれていて、表情も豊かで、おもしろかったです。
この漫画が良かったので、他の作品もいくつか読んだほどです。

漫画と小説を読み比べてみたところ、この作品の漫画は、
130 ページで終わらせるために小説から削り取った部分に無駄がなく
上手にまとまっていると思いました。
なるほど、サッドとエリックのエピソードをまとめて 1 つにしちゃったんですね。
ジェイクが炭鉱夫をしていたところあたりは削ってしまったのか・・・だけど
それは確かに、お話の大筋には関係ないかも。

いくつかハーレクインを読みましたが、小説だと遊び人の男がいとも簡単に
真実の愛に気づいて心を入れ替えてくれるんですね。
現実ではそういうことはないでしょうが・・・現実にないからお話になるのかも。
それに心を入れ替えてくれないとハッピーエンドにならないですからね・・・。
やはりハーレクインって時代劇みたいです。
なぜ時代劇は滅びるのか」で
作者の春日 太一さんが「時代劇はファンタジーとして楽しむもの」と
言っておられたと思いますが、ハーレクインロマンスも同じですね。
現実にはこんなことは起こらないと分かり切っていながら、ありえない世界に浸って、
ハッピーエンドに涙する。
これで心が浄化されれば、それはそれでいいと思いました。
セラピー効果があるかも。


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