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未来から選ばれる働き方 [活字中毒のトモ]


未来から選ばれる働き方 (PHPビジネス新書)

未来から選ばれる働き方 (PHPビジネス新書)

  • 作者: 神田 昌典
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2016/04/19
  • メディア: 新書


経営コンサルタントの神田 昌典さんと、
UT グループ株式会社 の代表取締役、若山 陽一さんの共著です。
Amazon の購入履歴を見ると、「人の2倍ほめる本」と一緒に購入したようなのですが
なぜこの 2 冊を一緒に買おうと思ったのか・・・謎。
神田さんの本は、何故かたまに買ってしまう癖があるようで
このブログを検索してみると、2 年に 1 冊は、神田さんの著書の感想が書かれています。
4 年前に読んだ「2022―これから10年、活躍できる人の条件」のときからずっと
神田さんは「2024 年には会社という形態が意味をなさなくなる」と言い続けていらっしゃるのですが
本書でも同じように「2024 年までに会社は一度死ぬ」と言い切っています。
もうあと 10 年ありません。

この方の著書はいつも、直接的な語り口で物事の核心をズバッと突いてくるのですが
まず、まえがきで「失われた二十年のうちに失ったのは経済成長だけではない。
"希望のストーリーを描く力" も失ったのだ」と断言されていて、それがものすごく印象的でした。
希望・・・たしかに描けなくなりました。生きているのも、ちっとも楽しくなくなりました。
だからつらくなって、宗教本を読んでみたくなったりするんだよなあ・・・。

本書によると、これからの時代に生き残れる人は
「暗闇に飛び込み、自分で光を見出し、声を上げ、仲間を見つけ、新しい世界を創る勇気」
を持った人だそうです。
確かにこんな人がいたら、その人はこれからの時代を難なく生きていけると思います。
ていうか、こんな人は、いつの時代も生き残っていける人なのでは?
問題は、そういう能力を持っていない人たちが、どうなるのか、だと思います。
だって世の中の人たちは、そういう能力を持っていない人の方が圧倒的に多くて
それがなくては生きていけないなら、世界人口はあっという間に激減してしまいます。
そういう世の中になったとしても、神田さんは生き残れる側だから大丈夫と
思っていらっしゃるのでしょうか?

今年はなんだか、世界的に色々な印象的な出来事が起こっているからか
「こういう能力があったら生き残れる」的なことを言っている場合ではないのでは?
という気がしてきました。
たぶんこれからの世の中「これがあったら大丈夫」なものはなくて
今まであった価値観もこれからたくさん崩れるのだと思いますが
そのあと出てくる新しい価値観が、たくさんの人を蹴落とすようなものではないと
何となく思っているのですが・・・甘いですかね?
だって、そんなことされたら、生きていけない人だらけですよ?
世界人口の 9 割が蹴落とされるような世の中には・・・ならないと思うの、たぶん。

安い労働力によって仕事を奪われる立場の人たちが
これからどうやって幸せに暮らしていけるのかが見えれば
不安もなくなるはずなので、そこら辺を考えて、情報を集めていこうと思います。



未来から選ばれる働き方 (PHPビジネス新書)

未来から選ばれる働き方 (PHPビジネス新書)

  • 作者: 神田 昌典
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2016/04/19
  • メディア: 新書



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