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ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント [活字中毒のトモ]


ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

  • 作者: リチャード・シェリダン
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2016/12/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


知人が SNS で紹介していたので、面白そうだと思って読んでみました。
ちょっと日本語が難解だったので、理解できていない部分がありそうです。
翻訳者として 5 名の名前が記載されているので、
分担して訳して、後でブラッシュアップしたんでしょうね。

著者のリチャード・シェリダンさんは メンロー・イノベーションズ社 の CEO です。
メンロー・イノベーションズ社 は、主にソフトウェア設計や開発を行う会社で
デンマークの CHO (Chief Hapiness Officer) から
「地球上でもっとも幸せな職場トップ 10」に選ばれたそうです。
ここで、CHO って何なのだろう?と思っていくつかサイトを検索してみたのですが
CHO って、団体名ではなく肩書のようです。
さらに気になって、Amazon でこの本の原書を立ち読みしてみると
We've also received quite a bit of notice for our unique culture, have been recognized as one of the ten happiest places to work on the planet by the Chief Happiness Officer in Denmark, ...
と書かれていました。デンマーク人のとある CHO が、この会社を
「世界中から選ぶ、幸せに働ける会社ベスト 10」に選んだってことなのかしら?
日本語って難しいですね。

話が逸れましたが、この メンロー・イノベーションズ社 は、ユニークな仕事ぶりで有名だそうです。
仕事は必ずペアを組んで行い、そのペアは週次で変わるそうです。
また見積もりは、実際に作業をするチームが出すし
プロジェクトマネージャーは、毎週 40 時間分のタスク・カードを自分で選び
みんなが見えるところに置かれた枠に入れて、仕事をするそうです。
そう、とてもアナログなシステムの会社です。
ですが、それがとてもうまくいっているとのこと。

会社の規模はどれくらいなんだろう?と読んでいくと、
フルタイムとパートタイム合わせて、だいたい 50 人くらいのようです。
そうか、50 人くらいなら、スタンドアップ・ミーティングもなんとかできるし
「おーい、メンロー!」と呼びかけるだけで、全員が集合するということが可能です。
幸せな会社をつくるには、会社の規模も重要な要素になるようです。

振り返って自分の仕事について考えてみると、
メンローと同じように、ペアを組んで仕事をしていますが
相棒が 1 週間ごとに代わると、ずっと研修が終わらない(仕事を教え続けるハメになる)
というのが、容易に想像できます。
業種がソフトウエア開発なので、ある程度できるプログラマを雇えるのも
成功の要素であるようです。

そうなると、この本を読んで、同じことを自分の仕事に活かすというのは
まず無理な話ですが、逆に、仕事を楽しくしたいと思ったら、お手本は存在しないので
自分で何かを変えてみるしかない、という当たり前のことがよく分かった 1 冊でした。

あと、本書に出てくる「すばやくたくさん間違えよう」という言葉が好きです。
人が死なない仕事であれば、こういうスタンスで仕事をしても良いと思います。


ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

  • 作者: リチャード・シェリダン
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2016/12/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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