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ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室 [活字中毒のトモ]


ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室

ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室

  • 作者: キャスリーン・フリン
  • 出版社/メーカー: きこ書房
  • 発売日: 2017/02/09
  • メディア: 単行本


原題は「The Kitchen Counter Cooking School」です。
この邦題だけで、訳者の勝ちです。
タイトルのインパクトが大きくて「面白そう」と思って買ってみたら、本当に面白い本でした。

著者のキャスリーン・フリンさんは、フードライターで
36 歳になってから、パリのル・コルドンブルーに入学した、
ご本人曰く「遅咲きの料理人」です。
そんな彼女がスーパーで買い物をしているときに、
カートにインスタント食品ばかりを山ほど放り込んでいる女性と遭遇します。
どうしても我慢できなくなったキャスリーンは、その女性に
「私が鶏のさばき方を教えてあげる」と話しかけ
鶏をさばくのは簡単で、パックに入った七面鳥を買うよりうんと経済的であることを説いたのです。
これがきっかけとなり、
キャスリーンは料理の苦手な人たち向けの料理教室を開くことにしたのでした。

料理が苦手という事実は共通しているけれど、年齢も経歴もまちまちの
10 人の生徒を集めて、料理教室はスタートしました。
最初のレッスンは良い包丁を買うガイドからはじまり、正しい包丁の持ち方を覚えて
大量のズッキーニをひたすらきざむ練習です。
その次からは、さまざまな食材をテイスティングする作業が始まりました。
塩やトマト缶、パスタなど、その日のレッスンに使う材料を
1 つにつき何種類も用意し、どれが美味しいかをテイスティングするのです。
これをやることで生徒たちは、自分たちが普段何気なく買っていた
インスタント食品や添加物たっぷりの調味料が「いかに不味いか」を認識していきます。

もうお分かりかと思いますが、この教室で教えてもらえるのは
料理の基礎の基礎です。ですがとても大事なことです。
たぶん、包丁を上手に使えるようになって、味覚にセンスができたら
大抵の人が料理上手になれると思います。
この教室、近くでやってくれたら私も行きたいです。
鶏のさばき方とか、教えていただきたい。



こちらに本の宣伝として、実際の料理教室の様子を撮影した動画が少し出てます。

私がこの本を読んで学んだのは「まとめ買いは無駄」ということです。
普段買い物に行くのが好きではないので、1 週間分の食材をまとめ買いするのですが
キャスリーンによるとそれは「無駄」で、買い置きしていいのはせいぜい 2 日分だとか。
そして常に、食材の値段を頭に入れて、
食材を腐らせるたびに、自分が一体いくらのお金を無駄にしたのか考えるべきだそうです。
あああ・・・耳が痛い。でも本当にその通りだと思ったので、
冷蔵庫の食材を使い切ってから買い物に行く習慣をつけようと思います。
幸い、沖縄のスーパーは 24 時間営業のところが多いですし。


ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室

ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室

  • 作者: キャスリーン・フリン
  • 出版社/メーカー: きこ書房
  • 発売日: 2017/02/09
  • メディア: 単行本



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