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内向型を強みにする [活字中毒のトモ]


内向型を強みにする

内向型を強みにする

  • 出版社/メーカー: パンローリング株式会社
  • メディア: Kindle版


心理療法士であるマーティ・O・レイニーさんの著書です。
Kindle Unlimited で薦められたので、読んでみました。
Amazon は私の注文履歴から、私が内向型人間であることが分かったのか?
読んでみると、面白い本でした。私は確かに内向型です。

著者は人を大まかに「外向型」と「内向型」の 2 つに分けて
世の中のマイノリティである内向型人間が、自分の特徴を強みにして
気を楽にして生きていく方法について書かれた本です。
この本によると、世の中の 75% の人たちは外向型で、残りの 25% が内向型だそうです。
だから、世の中は外向型人間が生きやすいしくみになっていて、
内向型の人たちは、それに適応するのに苦労しているそうです。
右利きと左利きの関係みたいなもんでしょうか?
このように書かれると、とても分かりやすいです。
マイノリティであれば、主張が通りにくいのも、分かるかな・・・。
残酷すぎる成功法則 9割まちがえる『その常識』を科学する」でも
外向型の人の方が成功するチャンスを多くものにできると書いてあったような気が。
(成功者に少なからず内向型の人がいるのも事実なんですが)

外向型と内向型では、そもそも脳の働きが違うのだそうです。
第一に、内向型の人の脳へ流れる血液量は、外向型の人より多いとのことです。
血流の量が多いということは、つまり内向型の人の方が、
1 つの事柄により多くの内的刺激を得ているということです。
第二に、内向型の人と外向型の人の血液は、たどる経路も違うそうです。
同じ人間なのにそんなことあるのか?と思いましたが、よくよく読んでみると
脳の交感神経系(フルスロットル・システム)と
副交感神経系(スロットルダウン・システム)の
どちらで最大のエネルギーが得られ「心地よい」と感じるかによって
外向型か内向型に分けられるようです。
外向型の人はドーパミン感受性が低いため、大量にそれを求めるそうです。
活動的になればなるほど、ドーパミンは増え「快感のヒット」が放たれると。
一方、内向型の人はドーパミン感受性が高いので、
多すぎると刺激が強すぎなのだそうです。
内向型の人は脳の主要な経路に別の神経伝達物質であるアセチルコリンが使われるため
外的刺激ではなくて何か考えたり感じたりしている際に、快感を引き起こすそうです。

内向型か外向型かって、脳内の物理的な要素で決まるんですね。
これは発達障害の判定と似てるかも、と思いました。
なので内向型がその人の個性、性格であるというのであれば
発達障害も「障害」ではなくてその人の「個性」なんだと思ったらダメですかね?
同じ箱に入れてはいけないのかしら。



内向型を強みにする (フェニックスシリーズ)

内向型を強みにする (フェニックスシリーズ)

  • 作者: マーティ・O・レイニー
  • 出版社/メーカー: パンローリング
  • 発売日: 2013/07/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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