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中国に勝つ 日本の大戦略 プーチン流現実主義が日本を救う [活字中毒のトモ]


中国に勝つ 日本の大戦略 プーチン流現実主義が日本を救う

中国に勝つ 日本の大戦略 プーチン流現実主義が日本を救う

  • 作者: 北野 幸伯
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2017/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


メルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」の発行者、北野 幸伯さんの新刊です。
内容的には、メルマガを読み続けている人たちにとっては、完全におさらいなので
買う必要がありません。
世界情勢を短時間で理解したいと思っている人にはお薦めです。
319 ページと厚めの本ですが、読みやすいです。

日中戦争は、情報戦としては 5 年以上前からすでに始まっており
安倍首相は今のところかなり上手に中国が仕掛けた罠にはまらず
日本が孤立しないように世界各国との外交を成功させている。
このまま日本は世界を敵に回さずに、善悪ではなく勝ち負けを考えて
賢く立ち回る必要がある。国家ライフサイクル論的には中国はそろそろ
成長期から成熟期に移行する過程にあり、
近いうちに経済がハードランディングする可能性が高い
そうなると、中国は手っ取り早く景気を回復させるため、
手ごろな戦争を仕掛ける可能性があり、
その相手は領土問題のあるフィリピンやベトナムの可能性が高い。
もしくは台湾の併合、あるいは尖閣や沖縄問題を抱える日本への攻撃もありうる、
というお話。

中国が「手ごろな戦争」を始める可能性は
『中国の悪夢』を習近平が準備する」で
福島 香織さんも指摘していらっしゃいました。
複数の信頼できるソースで同じことを言われると、怖いですね。
福島さんは「習近平は独裁体制を確立して、来期も自分が国家主席を務める気でいる」
と書かれていらっしゃいましたが、
そうなると習近平はますますドツボにハマる可能性が高いです。
彼が長く政治に留まれば留まるほど、
彼が経済を崩壊させる可能性が高くなるからです。
習近平の政策がいいとか悪いとかではなく、国家サイクル論的には
誰がトップだったとしても、中国の経済は崩壊する時期であるとのことです。
だから昨年の共産党大会で、誰かに後を譲っておけば
「経済を崩壊させた張本人」の汚名を着せられることもなかっただろうに
自ら長期政権を視野に入れた体制を作ってしまいました。ちーん。

確か北野さんは昔から、アメリカの経済がコケるときに
ドルが紙くずになれば、アメリカはハイパーインフレ
日本は超が何個あっても足らないくらいの超デフレスパイラルになるし
日本が先にコケたら逆に日本がハイパーインフレになる、といっておられたと思いますが
中国がコケたらどうなるんだろう・・・?
モノづくりの中心が別の国になりますよね、購買力的にはどうなんでしょうか。
アメリカほどではないけれど、購買力も落ちますよね。
あー、そうなったらやっぱり、世界はデフレか。



中国に勝つ 日本の大戦略 プーチン流現実主義が日本を救う (扶桑社BOOKS)

中国に勝つ 日本の大戦略 プーチン流現実主義が日本を救う (扶桑社BOOKS)

  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2017/11/30
  • メディア: Kindle版



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