貧乏クジ世代―この時代に生まれて損をした!?

＊読み応え　　50点
＊コストパフォーマンス　　60点

題名に惹かれてつい、購入してしまった私は貧乏クジ世代（1973年生まれ）。

第2次ベビーブームに生まれたお陰で入試はいつも競争が激しくて、おまけにやっと競争を勝ち抜いて良い大学を卒業したと思ったら、バブルはとっくに弾けとんだ後で、いい仕事も楽しい娯楽も残されていなかったーーー。
こんな時代に生まれてきた団塊ジュニアは、貧乏クジを引いちゃったんじゃない？という思いをいつも抱えて生きている。

そんな私たちの心理分析をしてくれたのがこの本。

自分の世代が研究の対象となることってあまりなかったから、どんなことが書かれているんだろうと思ってつい、買っちゃった。

でもねえ、要約してみると・・・。

「どの世代でも、“貧乏クジ引いたぁ～っ！”と悔しがったり悲しがったりする人はいる。どの世代もそれぞれ、恵まれない環境にあったんじゃ。生まれてきた時代に文句を言うよりは、状況を受け入れて打開するよう努力せんかい！」

ということのようだ。ちぇっ。

ええ、打開しますともさ。ええ、ええ。