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私一人 [活字中毒のトモ]

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*読み応え  70点
*コストパフォーマンス  40点

またしても、「図書館が近くにあれば借りて読む本」。( ノД`)
那覇市か沖縄県は、新都心に図書館を作る気はないだろうか。
本気で、図書館欲しい。
ついでに、司書として雇ってくれ。
(一応、司書資格は持ってます)

冗談はさておき。

淡々とした語り口が、印象に残る一冊です。
随所に思い出あふれる写真がちりばめられていて、
まさに大竹しのぶさんの回顧録です。
息子の二千翔くんや、娘のいまるちゃんの写真もたくさんあり
全部丸ごと、さらけ出しているな、という感じがします。
女優って大変ですね。

大竹しのぶさんって、本当に女優業が好きな人なんですね。
女優が彼女の天職なんでしょう。

そして、人間を受け入れるキャパシティの広い人です。
間口が広いから、共演者と恋に落ちることが多い。
共演者の才能に惹かれて付き合って、結婚してみたけれど
その後、私生活では別の面が見えて疲れてきて・・・
というパターンが多いような感じ。
彼女は「魔性の女」とよく言われますが、
何のことはない、普通の寂しがりの女の人です。
女優でさえなければ、こんな人ザラにいると思います。

だけど、最初のご主人だけは、例外。

こう言ってはさんまさんに失礼かもしれませんが
しのぶさんの心の中では
「夫」は今でも最初のご主人なのかもしれないなぁ
と感じました。なんとなく。


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