整体から見る気と身体 [活字中毒のトモ]
*読み応え 50点
*コストパフォーマンス 70点
野口整体や気功をベースに独自の整体法を確立した
片山 洋次郎(かたやま ようじろう)先生の著書。
野口先生の弟子ではありませんが、思想が野口先生と似ています。
整体を、「治療」という観念ではなく、「身体が本来持つ働きを上手に誘導する技術」という見方で
うまいことモノにされています。
整体師というよりは思想家の域に達していらっしゃいますね。
お見事です。
ですが、対談をそのまま本にまとめたものなので、
何を言わんとしているのか、ちょっと分かりにくいです。
主題が多すぎて、論点がぼけてしまった感じ。
一流の整体師って、きっとこういう風に人体と世間をリンクさせて
いろいろな方向から病気の原因を探れる人なんだと思います。
人間の身体と世の中の流れを結びつけて見ている、いい先生だと思うんですが。
この本は、ちょっと分かりにくいかなぁ。
本で読むには難しい、
活字にするには難しい話題が満載です。
読むとなるほど、と思うんだけど・・・お勧めはしません。
片山先生の本を読むなら、こっちのほうがお勧め。
2007-01-04 06:22
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