犬はだれだ、ごみは僕だーわが家の子育て記録 [活字中毒のトモ]
*読み応え 70 点
*コストパフォーマンス 50 点
ラジオ・パーソナリティであるジョン・カビラ氏や、俳優の川平慈英氏のお父さん、
川平朝清氏の著書。
川平家の子育てがどのようなものだったかを記してある
回顧録のような感じの本です。
川平朝清さんは、元アナウンサーだったそうです。
アメリカに留学された経験をお持ちで
留学先で出会ったアメリカ人の夫人と結婚されました。
その後、夫人を伴い沖縄へ帰ってきて
新生活をスタートさせるのですが
その生活の仕方がとても自然体で、ステキです。
アメリカ人の女性と結婚したからといって妙に気負うこともありませんが
奥さんを非常に大切にされている様子が文の端々にうかがえ
きっと気配りの上手な人に違いないと思いました。
国際結婚を長く継続させるには、やっぱり気配りが大切ですね。
(まぁ、「国際」結婚でなくても、気配りは大切ですが^^;)
それから、朝清さんの日本語にかける意気込みには、並々ならぬものがあると感じました。
文章の美しさはもちろんですが、自分の息子を褒めるのに
「ラジオから聞こえる息子の日本語が美しいのでうれしく思う」
というようなことを書いていらっしゃるあたり、さすがプロです。
朝清さんは沖縄の方なので、ヤマトグチについては複雑な気持ちをお持ちでしょうし
ウチナーグチについても、それ以上に思うことがおありでしょうが
ウチナーグチ、ヤマトグチ、英語、どの言葉も完璧に、美しく操っていらっしゃる。
言葉のプロは、こうでなくてはいけません。
2007-12-04 05:37
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