恐慌前夜 [活字中毒のトモ]
*読み応え: 70 点
*コストパフォーマンス: 50 点
大変口の悪い政治・経済評論家、副島隆彦さんの近著。
口は悪いですが、言っていることはそこそこ当たるので
文章の汚さを覚悟して読めば、おもしろい 1 冊です。
このままいくと、日本はアメリカに抱きつかれたまま心中してしまうそうです。
アメリカ国内で、国からの資金援助を受けて首の皮一枚でつながっている大企業は
ほとんど残らず倒産するし、
日本が買ったアメリカ国債は、1/3 お金が返ってくればいいほう、
多分ほとんど返ってこないと書いてあります。
この本は、予測がどうこうよりも
債権の格付けや銀行の信用度の見方が分かりやすく説明されていたり
NY ダウやニッケイ平均、金の国内価格など
金融市場の移り変わりがとても分かりやすく
チャートで表されていたりするので
勉強になりました。
また、巻末特別付録として
「恐慌の時代に強い企業銘柄一覧」
を載せ、副島さん独自の解説つきで、
今買いの株式銘柄が紹介されています。
株式市場が、恐慌が終わったあとも残っているならば
買いだと思いますが、どうかな・・・。
あと、小金持ち以上の人には、金を買うよう勧めています。
何も持っていない私はどうしたらいいんだろう?
失うものは何もありませんから、
立場的には有利だと思っているんですが、
この恐慌をチャンスに変える良い方法を思いつけない(>_<)
2008-11-11 05:58
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