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とりあたまJAPAN: 日はまた昇る!編 [活字中毒のトモ]


とりあたまJAPAN: 日はまた昇る!編

とりあたまJAPAN: 日はまた昇る!編

  • 作者: 西原 理恵子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/03/30
  • メディア: 単行本


佐藤優さんの本を探していて検索に引っかかったのが、この本です。
西原さんは、実は夫が昔から好きで、我が家の本棚には
できるかな 」とか「どうころんでも社会科 」とかが
収まっているのですが、
自分で西原さんの本を買うのは初めてです。

この本は、週刊新潮で連載中の「まさる&りえこの週刊鳥頭ニュース」を集めて
書籍化したもののようです。
毎週こんなコラム&マンガを書かないといけないなんて、
仕事とはいえ大変そうです。

この本、開いてみると
「K-POP」とか「枝野官房長官」とか「オリンパス」など
そのときのホットな言葉一語をテーマに
見開きの右側に佐藤 優さんがコラムを書き、
左側に西原 理恵子さんがマンガを書いています。
ぱっと見て、一つのテーマが完了するようになっているので、
時間がないときでも一つだけ読んで終わり、という使い方ができます。
細切れの、空いた時間に少しずつ読むのがいいかも。

で、読んでみたところ、お題によって面白いものとそうでないものがあって
佐藤さんはどんなお題でもロシアに関連付けてしまうし、
TPP には消極的に賛成ということで、私とは意見がかなり違うので
しっくりこないことが多かったし
西原さんは良く分からないお題になると必ず高洲クリニックの先生が出てきて
意味わかんないことを言って終わってしまう気がしたので
正直、これを本にするのってどーよ?と思ってしまいました。
興味のないお題でも、マンガとコラムを書かなくてはいけないのですから
ある程度はしょうがないのかな・・・?
お仕事って、やっぱり大変ですね。

ですが「改正臓器移植法」の回に、西原さんのマンガに伊集院 静さんが出てきて
ご主人を亡くされた西原さんに向かって
「いやーサイバラー、人って死ぬよなー」
とぽそりと言うところは泣けました。
身近な人を亡くした人に対して、こういう言葉をかけてくれる人こそ
本当に、人の心が分かっている人です。
自分の経験を振り返ると
身近な人が重病に罹ったり、亡くなったりしたときに
なにか言葉をかけてくれる人って、本当にロクな人がいないと思っているので
この台詞が一番心に残りました。

りえぞう先生が好きな人は、買うといいかも。
そうでない人は、とりあえず立ち読みがお奨めです。


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