日本自立のためのプーチン最強講義

日本自立のためのプーチン最強講義 もし、あの絶対リーダーが日本の首相になったら

• 作者: 北野 幸伯
• 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
• 発売日: 2013/11/26
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

ロシア政治経済ジャーナル の発刊者、北野 幸伯さんの最新刊です。

舞台は現在の地球とは別のパラレルワールド。
ロシアの首相プーチンは、自分が後継者として世に送り出したベドメージェフに裏切られ
首相を解任されてしまいます。
もともと柔道家でもあったプーチンは、それを機会に日本に移住し
子供たちに柔道を教えることにしました。
ですが、彼の政治手腕を知る日本の政治家たちが、プーチンを放っておくはずもなく
彼のもとには政治相談がひっきりなしに寄せられることになります。

本書を買うときに、タイトルを見て
「今回もロシア本？」
本書の表紙を見て
「いったい何が書かれているの？」
と訳が分からないまま、Amazon で購入しました。
読んでみると、その内容の多くはメルマガで書かれたものでしたが、上手にまとまっていて、
日本がこれからどのようにして、経済を復興させ、強敵から国を守ればよいのかが
非常にわかりやすく書かれていました。
彼のメルマガのバックナンバーを丹念に読むのが面倒な人にはうってつけの本です。

国家が自立するためには、次の 5 つの事柄について自立を図る必要があるそうです。

1. 経済
2. エネルギー
3. 食糧
4. 軍事
5. 精神

この本には、これらの自立をどのようにして成し遂げたらよいのかも、
丁寧に書いてあります。あとはやるだけです。

いつもながら、非常にわかりやすい文章で書かれていて、ためになる本でした。
政治経済の本なのに、あっという間に読めるので、
普段この手の分野に興味がない人にもお勧めです。
単行本だとちょっと高いので、文庫化とか Kindle 化されるとよいなと思いました。
そうすれば、もっとたくさんの人に読んでもらえると思います。

さて・・・私個人が日本自立について何かできることがあるか、考えてみましたが
・・・さしあたっては、我が家の日本食の献立を増やすことくらいでしょうか。
地産地消は頑張っているし、わが娘はしっかりと、
米がなくては生きていけない子供に育っていますから
国産ですべて賄えるような食生活に、もっとシフトさせるくらいですね。
一市民ができることは、実にささやかです。

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