誰とも争わない生き方 [活字中毒のトモ]
「食べない人たち」と同じ著者の作品です。
この方、本業は弁護士です。弁護士というと、
争いごとに勝つことでご飯を食べている人というイメージがありますが
たとえ裁判の相手方であっても、立場上言うべきことは言っても
同じ星に暮らしている同胞として、愛を送るようにしているそうです。
そうすると、シビアな関係の相手でも、心が通じ、信頼しあうことができるんだとか。
・・・本当?
過去は極めてあいまいな記憶の連鎖に過ぎない、
今となっては本当にあったことかどうかすら定かではない。
未来はきわめて漠然とした期待感、もしくは不安感でしかないので、
今をきちんと生きることが大切、という文章には、納得しました。
過去にとらわれていても、意味ないんですね。。
あと肉体は洋服のようなもので、死ぬときには肉体を脱ぐだけ
魂はずっと残っている、というくだりも心に残りました。
問題は、これをどうやって証明するかです。
きっと死んだ後にしかわからないんですよね。でも面白い意見だと思いました。
こんなふうに、スピリチュアルなことがたくさん書いてあります。
弁護士さんなのに、何故?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
この方、弁護士であると同時に、ホメオパスとしての別の顔もお持ちなのです。
そして「食べない人」です。自分と同じ地球に生きている人とは思えないほど
不思議な方です。
興味を持った本と同じ著者というだけで、どうしてこの本を買ってしまったのか
今となっては謎です。ちょっと疲れていたのかも。
人と争いたくない・・・そんな気分だったんでしょうね。
そういう気分の時に、この本を読むと、心が癒されるかどうかは謎ですが
自分の見たことがない世界について、ちょっとだけ考えて
物事を部分的にではなく、トータルで見ようとする気持ちに、ちょっとだけなれるかもしれません。
宗教本です。心が折れそうなときに読むのがお薦めです。
タグ:誰とも争わない生き方 秋山佳胤
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