仕事・人間関係 どうしても許せない人がいるときに読む本 [活字中毒のトモ]
「嫌われ松子の一生」を読んだ時に、
松子が人生の最期のほうに、いろいろな人に対して恨みに近い感情を抱いて
部屋に独りでこもったまま、両親はなぜ私を愛してくれなかったのかとか
恋人はなぜ私を置いて逃げたのかとか、壁に向かって怒鳴り続けるシーンが出てきます。
そういうこともあるよね・・・というか、人から受けた仕打ちってなかなか忘れられないものだよな
・・・と思ったら、こんなタイトルの本があり、読んでみることにしました。
著者のオフィシャルブログ を読むと、この方は「性格リフォーム・心理カウンセラー」なのだそうです。
なんだか胡散臭い肩書です。
心屋さんいわく、「許せない」という気持ちは次のうちどちらかから生じるとのことです。
①大切なものを、奪われた
②ほしかったものを、もらえなかった
つまり、自分が損をする時なんだそうです。
だから「損してもいい」と覚悟を決めれば、許すのなんて簡単だと。
また「許せない」原因は、大抵自分の中にあって
自分の基準ではしてはいけないことを、許せない相手がいとも簡単にしてしまうとか
自分がコンプレックスになっていることを、相手が見事についてくるとか
そういうときに「許せない」と思うようなのです。
つまり「許せない相手」というのは自分の分身であり、
自分が「ダメな自分」として否定し、捨てたり、隠していたりする部分なのだそうです。
だから、自分でその否定を解いてしまえば、相手を許すこともできるのでは?
と書いてありました。
そうかなあ?と、どうも納得できない気持ちで本を読み終えたのですが
巻末に「最後に、ここまで読んだけど、やっぱり許せない自分はダメだなあ、
なんて思った人がいたら、そんな自分を、仕方ないねえ、と許してあげて」
と書かれていて、あらよく分かっていらっしゃる、と思ってしまいました。
1 回さらっと読んだだけだと、書いてあることにあまり共感できませんでした。
こうやって内容をブログに落としながらもう 1 度読むと、
言いたいことがなんとなく分かってきました。
何度も読み返すといい本なのかもしれません。じわじわと心に響くのかも。
タイトルが・・・心に残りますね。(悩;)
by YaCoHa (2015-06-06 19:51)
>YaCoHa さん
ふふ・・・手に取りたくなるでしょう?
by うしこ (2015-06-13 09:09)