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図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2) [活字中毒のトモ]


図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2) (角川文庫)

図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2) (角川文庫)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2011/04/23
  • メディア: 文庫


図書隊の中でも最も危険な任務を負う防衛隊員として、日々訓練に励む郁ですが、
なんと郁の仕事ぶりを見に、両親が図書館へやってきます。
実は郁さん、両親(特に母)との関係があまり良くなく
自分が防衛隊員であることをまだ告げていません。
バレたら絶対、図書隊を辞めさせられる!!
郁は上官の堂上に泣きつき、堂上班のメンバー総出で
郁が戦闘員であることを隠そうとするのでした。

相変わらず軽快なテンポでやりとりされる台詞が面白いです。
どんどん読みたくなって、ついつい連日夜更かししています。

郁のご両親って、なんとなく私の両親に似ていて、
郁の気持ち分かるなあ・・・と思いながら読みました。
ウチの場合「女の子は女の子らしく」みたいな、ハナから無理な要望はなかったですが
母には「理想の子ども像」と「理想の親像」がきちんとあって
そこから逸脱することを極端に嫌っていた記憶があります。
郁が「ありのまま」を愛してほしいとお母さんに告げるところでは
その気持ちをお母さんに伝えられて本当に良かったと思ったし
30 超えると親と軋轢があっても「仕方ないな」と思ってしまうからという
小牧さんのセリフも妙に納得してしまいました。
私なんて 40 も超えていますから「仕方ない」とあきらめて、はや 10 数年ですわ(笑)

またお話が進むにつれて、郁が少しずつ仕事に慣れて、
良い判断ができるようになっていく様子が良く伝わってきます。
郁って自分のことを「バカだから」といいますが、けっしてバカなんかではなく
情緒豊かで人に寄り添うことのできる人だと思いました。
そして郁のために一生懸命な堂上さん、だんだん行動が派手になってきました。
こんなに部下のことを大事にしてくれる上司がいたら、
王子様なんてどうでもよくなってしまいそうなもんですが、郁は王子様の記憶が強すぎるのか
今の堂上と王子様のイメージとの間を右往左往して混乱しています。

ですがこのお話、私の書評なんてどうでもいいので、じかにお読みになって
爆笑&ドキドキするのが一番いいと思います。
さあ、是非よんでみて!↓

図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2) (角川文庫)

図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2) (角川文庫)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2011/04/23
  • メディア: 文庫



あとがきで、作者の有川さんが「レインツリーの国」も本になったと書いていらしたので
こちらも迷わず購入してしまいました。
作中で堂上さんの同期で友人の小牧さんが、好きな女の子に薦めていたお話です。
後にこれが原因で小牧さんはとんでもない窮地に陥るのですが。
書籍化されているとなると、詳細が気になるので、これも読まねばなるまい!
しばらくは図書館戦争の世界にどっぷり浸かれそうです。



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