元航空自衛官が20年間国会議員秘書をやってみた：うしこの毒吐き部屋：SSブログ

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元航空自衛官が20年間国会議員秘書をやってみた　[活字中毒のトモ] [編集]

作者: 島本順光
出版社/メーカー: ワニブックス
発売日: 2014/12/08
メディア: 新書

確か、田母神俊雄さんがご自身のブログで紹介されておられた本だったと思ったのですが
今田母神さんのオフィシャルブログを検索してみても、それらしい記事がありませんでした。
どこで見たかな・・・本の帯には「田母神俊雄氏推薦」と書かれているのですけど。
ただ、面白そうだと思って購入してから、いつものごとく 1 年近く寝かせていました。
有川浩さんの「ラブコメ今昔」を読んだから、
自衛隊ネタに喰いつきやすくなったのかもしれません。
本棚に眠っていた本を引っ張り出して、読んでみました。
すると著者の島本さんの文章は、なんとなく人に直接語りかけてくるような文体で
かつ非常に穏やかな語り口で、最後まで穏やかな気持ちで読むことができました。
きっと島本さんのお人柄なんだと思います。とても文章が丁寧で、実直で、優しいです。

島本さんは、もともと航空自衛隊で航空機の開発に携わっていたのですが
元航空自衛官の政治家、田村秀昭さんから
「俺が参議院議員になるために力を貸してくれないか」と呼ばれ、秘書に転身した人です。
わざわざ自衛隊から引き抜くくらいですから、秘書として必要な要素を備えた人なのだと思います。
本書を通して「議員あっての秘書」というスタンスを貫き通し、
秘書として求められる素質や、国会議員秘書の実態などを
リアルなエピソードを交えて分かりやすく解説されています。

島本さんのお人柄がよいのはよく分かりましたが、それと同時に、
私は秘書になれそうもないことも痛感しました。
命を懸けて議員を守るなんて・・・無理、無理。
ですが島本さんのような秘書につかえてもらえる議員は、
本当に仕事がしやすいだろうなと思いました。適切な情報を教えてくれたり、
国会で読む原稿を代筆してくれたりはもちろん、スケジュール管理やお金の管理
スキャンダルが起こらないよう気配りを常に忘れない
・・・是非、私の人生のサポートをしていただきたいと思うのですが、
私には「この人に仕えたい」と人に思わせるカリスマ性が皆無です。

元航空自衛官が20年間国会議員秘書をやってみた (ワニブックスPLUS新書)