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カラス飼っちゃいました [活字中毒のトモ]


カラス飼っちゃいました

カラス飼っちゃいました

  • 作者: 犬養 ヒロ
  • 出版社/メーカー: ぶんか社
  • 発売日: 2014/09/16
  • メディア: 単行本


カラスの教科書」や「カラスの補習授業」を読んで、カラスに興味がわいたので
こちらも読んでみました。
こちらはコミックです。お話の中で作者がカラスに向かって
「お前のマンガが雑誌に載ったんだよ」と見せているのが
本当にあった笑える話スペシャル」という雑誌なので
これに連載されていた作品のようです。

作者の犬養 ヒロさんは、ある日道ばたで怪我をしたカラスの赤ちゃんを見つけます。
どうやら犬に襲われて、飛べなくなってしまった模様。
近くで様子を見ていた犬の飼い主にまんまと丸め込まれた犬養さん
カラスの赤ちゃんを保護し、自費で動物病院へ連れて行きます。
するとこのカラスはもう飛べないので、自然に返すことが出来ないことが判明。
本来、野生動物をペットとすることは出来ないですが、
傷ついた動物を「自然に返せるまで保護」することは仕方がないとされているそうです。
そこで、このカラスが飛べるようになるまで(つまり一生)
犬養さんが保護し続ける生活が始まったのでした。

犬養家には他にも、犬や猫、ハムスターなど、多くの動物が一緒に暮らしています。
カラスは雑食で、他の動物を食べたりすることもあるのに
これらを一緒に飼い続けることが出来たのは、奇跡だと思いました。
私が飼っていたら、ハムスターはカラスの餌になっているかも。
その後犬養さんご自身も出産をされ、人間の赤ちゃんも加わります。
赤ちゃんとカラスって一緒に暮らして大丈夫なの!?と読むほうがハラハラしたのですが
カラス(かぁ子りん。性別オス)が死ぬまで 16 年、ちゃんと共存できたようです。
やってみれば、できるもんなのか?

私は子供のころ、手乗りインコを飼っていましたので、ところかまわず糞をするところなど
「あぁ、鳥ってそうだよね」と思いながら読みましたが、いかんせんカラスは
インコより図体がでかいし、攻撃力も高い。しかも獣臭も相当のようです。
これをペットにするのは難しい・・・というかしたくないと思いました。
広い庭がある一軒家だったらアリかもしれませんが、
我が家のようなマンションでは無理があります。

また犬養さんの動物愛には頭が下がりますが、
近所の人はいったいどう思っていたんだろう?というのがちょっと気になりました。
隣家で飼育されるカラス。
たまにベランダに出てきて大きな声で鳴き、フンを撒き散らし、異臭を放つ。
しかもその鳴き声は 10 年単位でずっと続くことになる。
こんなの飼っている隣人・・・想像すると本気で嫌ですね。
やっぱ飼っちゃいけないんだ、カラスなんて。


カラス飼っちゃいました

カラス飼っちゃいました

  • 作者: 犬養 ヒロ
  • 出版社/メーカー: ぶんか社
  • 発売日: 2014/09/16
  • メディア: 単行本





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