SSブログ

危険な沖縄 [活字中毒のトモ]


危険な沖縄 親日米国人のホンネ警告

危険な沖縄 親日米国人のホンネ警告

  • 作者: ケント・ギルバート
  • 出版社/メーカー: 産経新聞出版
  • 発売日: 2016/02/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


オキナワ論 在沖縄海兵隊元幹部の告白」と同じく、ロバート・エルドリッヂさんの本です。
対談がまとめられた本で、対談相手はケント・ギルバートさん。
元米軍海兵隊の政務外交部次長とアメリカの弁護士。
すごい肩書をお持ちの方々が日本語で対談されています。

ケント・ギルバートさんは、沖縄海洋博のスタッフとして沖縄を訪れたそうです。
一時期沖縄で商売をされていたこともあったそうです。
対するロバートさんは沖縄の米軍海兵隊を知り尽くしておられるということで
沖縄をよく知る 2 人の外国人が、ちょっと外側から
沖縄に対して好意的な意見も否定的な意見もざっくばらんに語った内容となっています。

この本を読んでいて面白かったのが、彼らのコアとなっている
愛国心や外国に対する危機感のようなものが、実にアメリカ人らしいということでした。
お 2 人は別々の人格をお持ちですし、細かいところまで意見を述べれば
全く同じというわけはありません。ただ、コアのところは同じというか
「テロリストは逮捕するものではなく殺すもの」とか
「言論の自由は民主主義に不可欠なものと」とか
そういう基本的な考え方は一致していて、特に
「テロリストは逮捕するものではなく殺すもの」という考え方は
日本人にはあまりなじみのない考え方で、とてもアメリカ的だと思いました。
そしてお 2 人ともこの考え方に疑問を持たない。
むしろそれが基本的な考え方として刷り込まれているような印象すら受けました。
教育される場所が違うと、考え方も変わるんですね、やっぱり。

この本には、沖縄の報道がいかに偏っているかが、
たくさんのページを割かれて書かれていますが
仮にそれが現実だったとしても、米軍の犯罪率が人口比率でみると
沖縄県民の 1/3 以下であるとしても、
「沖縄の犯罪率を減らそうと思ったら、米軍関係者の人口を増やせばいい」
などと口走っていいとは思わないです。
うちなーんちゅでない人間が、縁もゆかりもない土地にいるのだから
犯罪に手を染めないように暮らすのは当たり前のことでは?
自分の地元であれば犯罪を犯していい、というわけではありませんが
どんな理由であれ、よその土地にいる間は、そこで迷惑をかけてはいけないと思います。
地政学上大切な場所だから、米軍がいるというのなら
いる間、品行方正に過ごそうと思ってもらえないでしょうか。
「酔っぱらって人の家の敷地で眠るのは、誉められたことではないけれど
大都市ならときどきあること」
・・・って、ロバートさん、こういうところで大らかになっちゃいけないと思うんですよ、本当に。

そしてこの手の本を読むといつも、地政学について、ちょっとは学ばないとと思わされます。
そう思うたびに、本を購入しているのですが、今まで読了できたためしがありません。
今回こそ・・・読むぞ。


危険な沖縄 親日米国人のホンネ警告

危険な沖縄 親日米国人のホンネ警告

  • 作者: ケント・ギルバート
  • 出版社/メーカー: 産経新聞出版
  • 発売日: 2016/02/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0