ラプンツェルと小さな天使 [活字中毒のトモ]
代行サービス会社「ハッピー・エヴァー・アフター」の
共同経営者たち 4 人が繰り広げるラブ・ロマンス。
3 作目まではコミックで読んだのですが、4 作目はまだ出ていないようです。
だけど、主人公は 4 人いるのだから、4 作目もきっとあるはず!
と思って検索してみたところ、本作がヒットしたので
コミック化を待てずに Kindle 版をダウンロードして読んでみました。
ちなみに「ハッピー・エヴァー・アフター」シリーズの第 1 作目は
「秘書はかりそめの花嫁」、第 2 作目は「貴公子と秘密の花園で」
第 3 作目が「イブに目覚めた眠り姫 」です。
もともと同じ会社で働いていたハリエット、エミリア、アレックス、そしてアンバー。
ひょんなことから意気投合し、4 人で独立して
代行サービスの会社「ハッピー・エヴァー・アフター」を立ち上げました。
ところが、4 人とも仕事を通じて運命の人と出会い、
瞬く間に結婚してしまいます。本書はアンバーが主人公です。
アンバーは素性を隠して仕事をしていますが、実は小国の亡命王族の末裔でした。
彼女が素性を隠し続けるのは、
祖母に無理やり結婚させられそうになって、逃げてきたから。
名前を偽り、一般のイギリス人として暮らしていましたが
同僚のエミリアが小国の大公殿下と結婚することになり
結婚式に参列したところ、なんと昔無理やり結婚させられそうになった相手が
新郎のベストマンとして参列しているではないですか!!
しかも、彼はアンバーのことを全く分からない様子。
このまま知らないふりをすることもできたのに、
何故だか 2 人は惹かれあって、一夜を共にしてしまいます。
4 作目を読めてすっきりしましたが、なんというか
この方が書くお話には、どんでん返しが多すぎるというか
「隠していたけれど実は・・・」という設定がありすぎです。
こんなに素性を偽った上流の人たちばかりが働いていた
ディアンドロ(ハリエットの旦那)の会社って、どんな会社よ・・・?
また原作はそこまで面白いと思えなかったので、
やはり高山 繭先生の描き方が良いのです。
4 作目のコミック化もお待ちしております。