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年収10倍アップ勉強法 無理なく続けられる [活字中毒のトモ]


年収10倍アップ勉強法 無理なく続けられる

年収10倍アップ勉強法 無理なく続けられる

  • 作者: 勝間和代
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2013/01/29
  • メディア: Kindle版


Kindle Unlimited でお薦めされたので読んでみました。
読んでみてわかったのですが、この本、意外と古かったです。
初版が 2007 年 4 月だと書いてありますから・・・15 年前?

勝間さんは、史上最年少で公認会計士の 2 次試験に合格してから
16 年間でさまざまな資格を取りながら年収を 10 倍に増やしたそうです。
つまり、資格を取るための勉強は、彼女を裏切らなかったと。
そして勉強でいちばん大事なのは、勉強の内容そのものではなく、
勉強をうまく続かせる仕組みづくりであり、意識づくりである
というのが勝間さんの論で、
勉強すればするほど、毎日、だんだん幸せになっていけば
勉強は続く!と書いています。
それには、勉強することによって年収が実感できるスピードで上がっていけばいい
逆に言えば、年収アップにつながる勉強をすることが重要なのだと。

なるほど、興味の赴くままに FP の勉強などしても
仕事にはほとんど役に立たない(ちょっとは為になったけどね)んだから
もっと仕事に活きる資格のために勉強をすべきだと。うーむ。

さらに本書では、勉強のために色々と投資をする重要性についても書かれています。
毎年、収入の 5~10%を勉強法の勉強のために投資するといいそうです。
企業が設備や新製品開発に先行投資をしていないと生き残れないように、
人間も繰り返し自分自身のキャリアに、勉強という形で自己投資をしていかないと、
倒産してしまう、つまり勉強は幸せになるために必要な投資だと。
この論はちょっと分かるかも。

こういう勉強に対する基本的な姿勢は、古い本でも全然色褪せておらず
大事なことがたくさん書かれているなと思いましたが
勉強をするにあたって設備投資をすべきとして紹介されているものとして
ノートパソコンだったり、オーディオ書籍だったり
現在では安価(もしくは無料)で手に入るものがたくさんありました。
こういうのを読むと、今は勉強するのにいい時代だなと思います。
ちょっと調べれば正解にたどりつけるし、
YouTube を検索すれば、無料で教えてくれる良い先生も見つかるので。



年収10倍アップ勉強法 無理なく続けられる

年収10倍アップ勉強法 無理なく続けられる

  • 作者: 勝間和代
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2013/01/29
  • メディア: Kindle版



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中国、ロシアとの戦い方 - 台湾・日本をウクライナにさせないための方法 - [活字中毒のトモ]


中国、ロシアとの戦い方 - 台湾・日本をウクライナにさせないための方法 -

中国、ロシアとの戦い方 - 台湾・日本をウクライナにさせないための方法 -

  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売日: 2022/05/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


北野 幸伯さんが最近メルマガで紹介していた本です。
あまりにもキャッチーなタイトルだったので、
すぐに Kindle 版を購入し、一気に読み切りました。

著者は国際弁護士のアンドリュー・トムソン氏。
オーストラリア人で、シドニー・オリンピックが開催された時代に
外務副大臣、スポーツ観光省(シドニー・オリンピック担当)大臣、
国会条約審査委員長、豪日国会友好議員連盟会長等を歴任されたそうですが
才能を妬まれて辞任、その後アメリカのジョージタウン大学で法学を学んで
弁護士の資格を得て、国際弁護士として世界各国で仕事をした後
現在は福岡県に在住だそうです。
この経歴を読んで、世の中にこんなに多才な人って本当にいるのかと
びっくりしました。時間の使いかたが果てしなく上手いです。
人生で使える時間はとても限られているのに、政治の世界で大臣にまでなってから
国際弁護士になるって、どういうこと?さらに数か国語を操ることができる?
いやはや、毎日相当忙しいでしょうね。そして経験したことすべてが
彼の財産となっている。素晴らしいです。
ただ頭の回転が速すぎて、本書で言いたいことはあまりまとまっていないかもしれません。
前半は非常につながりが良かったですが、後半は結構ぐだぐだでした。

トムソンさんが言うには、世界情勢というものは感情的に見てはならず
「なぜこのような事態に至ったのか、歴史的な経緯も踏まえて冷静に分析し
危機をもたらした構造を理解し、近未来の展開を予測し、
それにどう備えたらいいかを考えなくてはならない」と。
おっしゃるとおりですね。
そして、ロシアがウクライナへ侵攻する際に、中国ははっきりとロシア側についたことから
これからは、日本の防衛を考える際には、中国だけを脅威とするのではなく
中国とロシアが脅威になると認識しなければならない。
さらに、中露から支援を受ける北朝鮮も、
弾道ミサイルや極超音速ミサイルで恫喝してくることが予想されるのだそうです。
だから日本は「いざとなったらアメリカが守ってくれる」という幻想は捨てて、
まず自分で自国を守らなくてはいけないし、どうやったらアメリカをエンゲージできるか、
つまり、日本や台湾を防衛する行動に踏み切らせることができるか、
を常に考えなくてはならないと。
そのために、憲法 9 条の改正など、10 の提案がなされています。

後半は、毛沢東主義が形を変えて今でも世界を破壊し続けていると
壊れたスピーカーのように言い続ける章となっており
なんとなくトンデモな臭いもしなくもないのですが
前半部分がとにかく素晴らしいので、お薦めです。

しかし日本の周りには、頼りになりそうな友好的な国がほとんどありませんね。
国際社会って、やっぱり厳しい。
私がいつまでも、菊のパスポートを持って外国へ行けるには
どうすればいいんでしょうか。
普通に暮らしている社会でも、人間関係は難しいと思っているのに
国際関係とか・・・似たようなものだから余計に難しいです。
静かに独りでひっそりと暮らすような立ち位置というのは、
国としてはかなり難しいんですね。
ミアシャイマーさんの本を並行して読んでいるので、
頑張って読了して学ぼうと思います。



中国、ロシアとの戦い方 - 台湾・日本をウクライナにさせないための方法 -

中国、ロシアとの戦い方 - 台湾・日本をウクライナにさせないための方法 -

  • 出版社/メーカー: ワニブックス
  • 発売日: 2022/05/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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心臓によい運動、悪い運動 [ヘタレの健康]


心臓によい運動、悪い運動 (新潮新書)

心臓によい運動、悪い運動 (新潮新書)

  • 作者: 古川哲史
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/02/14
  • メディア: 新書


冠れん縮性狭心症の発作を起こして、しぶしぶ循環器科を受診した ところ
軽い運動を勧められました。「週に 3 日程度、30 分ずつ歩きなさい」だそうです。
歩くのか・・・これから暑くなるのに。

要は週に 3 日、30 分程度の運動をすればいいんですよね?
ウォーキングに限定されているわけではないはず。
そう思って、まずは本書を読んでみることにしました(運動は?)

著者はご本人曰く「循環医と心臓研究者の二足の草鞋を履いている」古川 哲史博士。
「適度な運動」と言われても、たいていの人は、
それがどのような運動なのか、よく分かっていないことが多いので
循環器医と心臓研究者の立場から、どのような運動が心臓病の予防に良いのか、
できるだけ分かりやすく伝えようと思って本書を執筆されたそうです。
まさに私のような人間のために書かれた本です。
つまり同じようなことを思う人、結構多いってことですね。

古川先生によると、昔は心不全や心筋梗塞などの心臓病を持った人は
「運動を控えましょう」というのが原則でしたが
最近は、発症後数週間も経てば、運動をした方が
かえって心不全・心筋梗塞の再発を防げ、長生きできるという事が分かっているそうです。
ただし効果的なのはあくまで「軽い運動」だけで、
中等度から激しい運動は、
運動をしないよりもかえって心房細動を起こしやすくするのだとか。
そして自分にとってどの程度のエクササイズが適切なのかは
心拍数によって判断するといいと書いてありました。
まず、運動後に計測される心拍数によって、ゾーンを 5 つに分けます。

ゾーン 1. 最大心拍数の 50~60%
(運動不足解消・病後の体力回復のためのエクササイズ)
ゾーン 2. 最大心拍数の 60~70%(脂肪燃焼(ダイエット)のためのエクササイズ)
ゾーン 3. 最大心拍数の 70~80%(アスレチック志向が強い人が目指すエクササイズ)
ゾーン 4. 最大心拍数の 80~90%(アスリートのためのエクササイズ)
ゾーン 5. 最大心拍数の 90~100%(オリンピアンを目指す人のエクササイズ)

各ゾーンの心拍数がだいたいいくつなのかは、本書に表が載っているので
そちらを参照します。
48 歳(四捨五入して 50 歳)だと最大心拍数は 170/分だそうです。
ゾーン 1 に収まるのは心拍数 85~102 あたりだとか。
心拍数なんて測るの面倒じゃない?と思いましたが
エクササイズをやりながら心拍数を計れる画期的なゲームがありました。
そうです「リングフィット アドベンチャー」!
ここまで読んで、私は迷うことなく リングフィット アドベンチャー を購入し
昼休みにエクササイズをすることにしました。
やってみるとかなり楽しくて、ついつい遊びすぎてしまうのが
ネックと言えばネックですが(古川先生によると、週 2~3 日でいいらしい)
今のところ楽しく続けられています。

他にも、地中海料理や和食を推奨していたり
飲酒は必ずしも悪いものではないと書かれていたりで、
酒飲みに優しい内容となっています。
ついでに地中海料理のレシピ本も買ったので、
おいしそうな酒のアテをいくつか作ってみようと思います。



心臓によい運動、悪い運動 (新潮新書)

心臓によい運動、悪い運動 (新潮新書)

  • 作者: 古川哲史
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/02/14
  • メディア: 新書




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「一万円選書」でつながる架け橋 北海道の小さな町の本屋・いわた書店 [活字中毒のトモ]


「一万円選書」でつながる架け橋 北海道の小さな町の本屋・いわた書店

「一万円選書」でつながる架け橋 北海道の小さな町の本屋・いわた書店

  • 作者: 岩田 徹
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2022/02/18
  • メディア: 単行本


某日、沖縄タイムスで「一万円選書」の記事が出ていました。
これ かな?有料版だけど・・・)
面白そうなことやっている方がいらっしゃると思い、Amazon を検索したところ
こちらは Kindle Unlimited に含まれていたので、
さっそくダウンロードして読んでみました。

いわた書店 は札幌から車で 1 時間ほど走ると行ける、
砂川市という場所にある本屋さんです。
著者の岩田 徹さんはこの書店の 2 代目で、お父様から書店を継いで
経営を続けてこられました。
ですがバブルが崩壊した後は、経営状況は悪化し続け、
ついに店をたたまざるを得なくなった頃、
母校の函館ラ・サール高校の先輩方が集う飲み会に参加したところ
判事をしている先輩から
「裁判記録ばかり読んでいて、つまらないので
これで俺が面白いと思うような本を見繕って送ってくれ」と
1 万円を手渡されたのだそうです。すごい先輩ですね。
そこからヒントを得て、試行錯誤を重ねること数年。
テレビで紹介されたときは 3 日でブームが終わってしまうなど
大変なことがたくさんあったようですが
現在は 1 年のうちほんのわずかな期間しか受付をしなくても応募が殺到し、
抽選をして送り先を選別するほど人気だそうです。

これ、年間 100 冊以上も本を読む岩田さんだからできる技ですね。
プロフェッショナル仕事の流儀」にも取り上げられたそうです。さもありなん。
絶版となった本でも、いい本であれば出版社に再販を掛け合ったり
マイナーな本を「この人にはぜひ読んでほしい」と選んだり。
相当な自信がないと、できないと思います。
こういうところが職人だな、と思いました。

この企画に応募される人は、岩田さんの選書の技に期待しているというか
岩田さんにどれだけ自分を伝えられるかを楽しみにされている気がします。
読書って対面ではない趣味なのに、こんなに「自分を分かってほしい」と
思っている読書家が多いとは。ちょっと意外なのですが
何というか・・・スナックのママに話を聞いてもらうお客さんと
似たところがあると思いました。
さて私がこの企画に当選したら、どんな本を選んでいただけるのか
ちょっと気になるのですが「今まで読んだ本 BEST 20」を
お知らせしないといけないようで
20 冊の印象に残る本って何だったろうか・・・選書に当選しなくても
それを考えるだけで、ものすごい暇つぶしになりそうです。
だいたいこのブログは、読んだ本を忘れないための備忘録なので。
この本面白いかも、と思っても、
ブログを検索すると数年前に読んだ記録があることがザラにあります。
人の記憶は本当にあてにならない。

今度北海道へ行く機会があれば、ぜひ書店に足を運んでみたいです。
札幌から車で 1 時間なら、ドライブにちょうどいいですね。

また岩田さんは本書の中でも「この本すごくいいから!」と
沢山の書籍を紹介されています。どれも本当に面白そうなので
かたっぱしから Amazon の Wishlist に入れてしまいました。
これらを買うだけで 1 万円超えるんじゃない・・・?いやでも読んでみたい。



「一万円選書」でつながる架け橋 北海道の小さな町の本屋・いわた書店

「一万円選書」でつながる架け橋 北海道の小さな町の本屋・いわた書店

  • 作者: 岩田 徹
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2022/02/18
  • メディア: 単行本



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