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一生頭がよくなり続けるすごい脳の使い方 [活字中毒のトモ]


一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方

一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方

  • 作者: 加藤 俊徳
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2022/11/01
  • メディア: Kindle版


最近は資格試験に向けて勉強をしようと思っても
学習した内容を自分の理解につなげるのが難しくなってきました。
もう年だし、しょうがないかな、、と思っていたのですが
Amazon で本書を発見。読んでみました。

脳内科医で「加藤プラチナクリニック」の院長を務めておられる
加藤 俊徳医師の著書です。
加藤先生によると、
「これまで 1 万人以上の MRI 脳画像を見てきた。
その結果、10 代や 20 代の若者も、70 代や 80 代の高齢者も、
同じように脳は成長することを突き止めた」
とのこと。本当に?

脳の成長に重要なのは、「こうなりたい!」「○○をしたい!」という
前向きな気持ちなのだそうです。
また脳の働きから言えば、大人になってからの方が断然よく働くし、
記憶力、判断力、決断力など、あらゆる面から見ても
「学生脳」より「大人脳」のほうがレベルが上だと。
脳に正しくアプローチをすれば、80 歳からでも成長できるし、
そのスピードは 10 代の若者に勝るとも劣らないとのことです。
いや私、十分衰えてる感ありますけど。
と思いながら読み進めていくと、脳には 8 つの「脳番地」があって
それぞれが別々の働きを担っており、若い頃から何気なく
自分の得意な脳番地だけを鍛えてきたのはいいけれど、
他の脳番地のメンテナンスがおろそかになって、その分野が老朽化しているのが
「脳が衰えてきた」と感じる原因だと書いてありました。
衰えてきた脳番地もきちんとメンテナンスを入れることで
各番地の脳たちが相互に活性化して、怠けずに働くようになると。

また大人になってからは暗記に頼る勉強はできなくなるので
まとめて勉強するのではなく、1 日 10 分でいいから
毎日コツコツ型の勉強法に変えたほうがいいそうです。
そして脳が飽きないように、いろいろと視点を変えたアプローチが必要だそうです。
勉強を始める前に、5 分間、参考書をパラパラ見て
朝の短い時間で勉強し、移動時間やすき間時間にこまめに復習し、
1 日を通して脳との連続性を維持し続ける。
そして眠る前に仕上げの復習をすれば、記憶としてしっかり定着させられるとか。
ううむ・・・四六時中勉強してますやん。そんなにしないとダメ?
いや本当に合格したいと思ったら、しないとダメなんでしょうね。

他にも
高齢になって耳が遠くなると、記憶力も同時に下がっていってしまうのは
聴覚系の働きが弱くなり、海馬へのアクセスがスムーズではなくなってしまうから
とか
脳番地の視覚系と聴覚系が好んで情報として取り込むのは、以下の 5 つだけ
とか、興味深いことがたくさん書いてありました。

■脳番地の視覚系と聴覚系が好んで情報として取り込むこと
1. 生死に関わること
2. 興味があること
3. 好きなもの
4. 過去に見聞きしたことがあるもの
5. 過去に見聞きしたことに似ているもの

巻末には「年代別 脳の取扱説明書」があり、それによると 50 代以降は
加齢によって、脳に老廃物がたまりやすくなるので
睡眠の質の向上と運動を意識することで、老廃物を輩出しやすくし
睡眠と運動時間を確保した、脳を衰えさせない生活を組み立てることが大切
と書いてありました。
長生きはしたくありませんが、ボケたくはないので、頑張ります。



一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方

一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方

  • 作者: 加藤 俊徳
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2022/11/01
  • メディア: Kindle版



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