被差別の食卓 [活字中毒のトモ]
*読みごたえ 80 点
*コストパフォーマンス 70 点
被差別部落出身の著者が、
日本を含め世界各国の被差別民の「ソウルフード」を
レポートした本。
Zu さん、いつも良い 書評 をありがとうございます。
「部落出身」という肩書きは
背負うには重過ぎると思うのですが
著者はその肩書きを軽々と(のように見える)背負い、
世界の被差別民ソウルフードをレポートしていきます。
ちなみに、著者と私は同い年です。
私なんて「アジアの黄色いちび女」という肩書きだけでも
うっとうしいと思うのに。
ネパールの牛解体カーストに牛肉を料理させる
強さがステキだ。
こんなこと
「私は日本ではあなたと同じカーストに属しています」
と言い切る潔さがなければ、不可能でしょう。
レポートされた被差別民ソウルフードは色々ありましたが
普段何気なく食べているものもいくつかあってびっくりしました。
フライドチキンって、黒人のソウルフードだったんだ・・・。
じゃあ、牛すじを煮込んだ「ぼっかけ」とか
焼きそばと白飯を混ぜて作る「そばめし」なんてどうなんでしょうか?
あと、豚の足先である「てびち」は?
内臓のすまし汁である「中身汁」は?
食材としては似た要素があると思うんですが。
え?背景が違う?
・・・でも、ハリネズミだけは勘弁。
2007-06-27 05:01
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0