崩壊前夜 日本の危機 [活字中毒のトモ]
*読み応え: 50 点
*コストパフォーマンス: 30 点
政治評論家、森田実さんの著書。
2008 年 10 月に発売された書籍にもかかわらず
「・・・う~ん、ちょっと読むのが遅かったかな?」
というのが読了後の感想でした。
今読むなら、Amazon のカスタマーレビューの評価は
全くアテになりません。
星を 2 つくら削って欲しいかも。
というのも、本書には、破綻した日本の市場原理主義の話や
小泉・竹中改革の失敗ぶりや、次回の総選挙後の政治予測
なんかが書かれているのですが
2009 月 3 月の時点で、彼の政治予測は全く当っていませんので
書かれていること全てが上滑りして終わってしまったような印象が残りました。
あと評論だからか、文章が全体的に無機質な感じ。
活字は追いかけられても、内容があまり頭に入ってきません。
予想が当っていなかったから?
なんか、「自衛隊のアフガニスタン戦争参加を絶対に許すな」とか読んでも
許すも何も、政府はアフガニスタンへの自衛隊派遣を既に見送ったみたいだし
2008 年中にも総選挙があるように書かれているけれども
2009 年 3 月の現時点で、麻生さんはいまだに解散・総選挙をしなさそうだし。
「日本はアメリカの戦争に巻き込まれるぞ!」という脅し文句も
今となっては・・・分かりきったことのような気が。
刊行から半年も経たずして、この内容の色あせっぷりは、どうなんでしょう?
ですが、森田さんの本はもう 1 冊買ってしまったので
次に 政治大恐慌 悪夢の政権交代ー誰が日本を救うのか?- も読んでみようと思います。
そうそう、本書では、
建設業者のご友人が、森田さん主催の「森田塾」で語られた講義内容と
調布小島郵便局長による、郵便局の現場を赤裸々に語ったお手紙が
興味深かったです。
こういう書籍で、現場の生の声が聞けるとは思っていませんでした。
2009-03-24 05:15
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