心配しないでいいですよ 再発・転移悪性リンパ腫 [親の病気と遠距離介護]
悪性リンパ腫を父が発病したことが分かったときに買った本。
仕事や家事の合間にちまちまと読んでいたら
読了が父の寛解後になってしまいました(^^;
なにせ、この本、それほどぶ厚くはない(240p)のに
悪性リンパ腫の初歩知識からかなり専門的なことまで
非常に細かく解説されているのです。
専門用語もたくさん出てくるので
内容を理解するのにとても時間がかかりました。
私は患者本人ではないのでどうしても、
「血清アルブミン」とか「奏効率」とか
「アグレッシブ・リンホーマ」などの単語を見ても
何のことやらイメージがさっぱり湧かないのです。
これは、主治医と常に話をしている、患者本人が読むと
いい本だと思いました。
ところどころに、かわいい挿絵が描かれていて
悪性リンパ腫の深刻さをやわらげてくれていますが
それにしても、専門用語が多くて難しい本です。
妹が同じ本を買って、実家に持ち帰ったようですが
がん患者本人である父は
父: 「こんな頭が痛くなりそうな本、しんどい時に読んでられるかい」
と全く読まなかったそうです。
う~む。患者本人でも、ダメか・・・。
読んでいると、
医師の話を病院で聞いているような気分になります。
これが、リアルに医師の話を聞いているのであれば
「先生、ちょっと待って。今の"リンホーマ"って何?」
と横槍を入れることも出来ますが
本ではそうもいきません。
悪性リンパ腫の情報を網羅した、いい本だと思うのですが、
イマイチとっつきにくい本でした。
理数系が得意な人や、頭の回転が速い人向けです。
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