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獣の奏者 Ⅰ闘蛇編 [活字中毒のトモ]


獣の奏者〈1〉闘蛇編 (講談社文庫)

獣の奏者〈1〉闘蛇編 (講談社文庫)

  • 作者: 上橋 菜穂子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/08/12
  • メディア: 文庫


お正月に、姪と娘が NHK で延々と観ていたのが
獣の奏者エリン」でした。
それを一緒にちらちらと観ながら、「ふーん、こんな話やったんかー」と
ちょっと興味を持ち、
Web で調べてみたら・・・原作があったんですね。
しかも、作者は超有名ファンタジー作家の上橋 菜穂子さんじゃないですか。
上橋さんといえば、私は「狐笛のかなた」しか読んだことがないのですが
あれを読んだときも、「この本、映画化したらおもしろいのに」と思ったので
この作品がアニメ化されているのも納得な気がしました。
原作には、アニメで放映されたお話の続編も出ているようなので
読みたくなって全 4 冊を一気に買ってしまいました(^^;

「Ⅰ闘蛇編」では、
獣の医術師である母親と、闘蛇衆の村で暮らしていたエリンが
母と死に別れ、蜂飼いのジョウンに拾われた後
カザルム王獣保護場に入寮し、
そこで幼い王獣のリランに出逢う頃までが描かれています。

読んでみて思ったのですが、
あのアニメって、かなり原作に忠実に作られていますね。
台詞も、同じものがたくさん出て来ます。
ですが、言葉の背景を豊かに想像するには
やっぱり原作の方が良くて
読みながら、頭の中に緑豊かな山や、羽の美しい王獣の姿が浮かんできて
とても楽しかったです。

娘にも薦めてみたいですが、
漢字が多すぎるので、彼女は読まないだろうな・・・。
中学生以上向けの本だと思います。
アニメは、8 歳の姪もテレビの前に座って何時間も観ていたので
提供メディアが増えてファンも増えたのですね、きっと。



タグ:獣の奏者
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コメント 2

あんのうです

こんにちは!

上橋 菜穂子さんの本だと、
「精霊の守り人」シリーズがもっとオススメですよ。
(全巻持ってます)
「精霊の守り人」もアニメ化されているのですが
映像がとってもきれいです。
ストーリーは原作アレンジされていますが、それはそれとして
面白いです。

逆にアニメのエリンは、ストーリーは原作に忠実かもしれないけど
残念ながら映像(背景とか人物とか・・・全部)
雑な感じがしました。
先に原作を読んでいたので期待してアニメ見たんだけど
すごく期待はずれに感じましたヨ。

by あんのうです (2010-01-14 12:48) 

うしこ

>あんのうさん

コメントありがとうございます。

「精霊の守り人」、おもしろいのですね。
こんど読んでみます。

確かに、エリンは
原作を読んで頭の中に広がるイメージが
とてもダイナミックできれいですよねー。
(勝手に頭の中で想像してるんだけど。
でもこれって上橋さんの文章がすばらしいからですよね)
そうか・・・原作を読んでからだと期待はずれなんだ、アニメって。
そういう意味では、私はアニメから入ったのでラッキー?
by うしこ (2010-01-16 05:21) 

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