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超バカの壁 [活字中毒のトモ]


超バカの壁 (新潮新書 (149))

超バカの壁 (新潮新書 (149))

  • 作者: 養老 孟司
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/01/14
  • メディア: 新書


てっきり「バカの壁」の続編がこれだと思って購入したのですが
なんと「バカの壁」と「超バカの壁」の間には
死の壁」があることが判明しました。
死の壁」も、そのうち買おうと思いますが
とりあえず、ひとつ飛ばして本書を先に読みました。

この本を読むと、どこか安心できる。
そう思うのは、やはり、養老先生がご自分の中で
「my 原則」をしっかり確立されていらっしゃるからだと思いました。
いろいろな物事に対して、自分なりの線引きをしっかりして、ぶれない。
生きていく上では、コレが大事なのだということが、良く分かる一冊です。
実は「バカの壁」を 読んだとき に、
この言葉が流行語大賞にまでなった割には、人間あんまり変わっていないじゃないか。
みんな本当に、「バカの壁」という言葉の意味を理解したんだろうか。
・・・少なくとも私はまだあやふやだけど・・・と思っていたのですが
そういうことではなくて、養老先生の本は、
読むとなんとなく安心できるから売れたのかもしれません。

少子化の謎とか、お金や人間関係の問題について
公私にわたるご自身の経験を元に、非常に面白い説明をされています。
お金がないと嘆く前に、「なんでこんな大事なことがお金なんかで動くんだ」と思えとか
昔は、人が生きていくための世界が「対自然」と「対人間」の二種類あったのに
今は「対人間」の世界しかなくなってしまったから、いじめが起きたり
何かつらいことがあると「仕方ない」と思えずに人のせいにするようになったとか
普段「なんでだろー?」と思ったまま解答を得られなかった問題に
あっさりと解答をつけてくれる本です。
分かりやすく、世の中を語ってくださるので
養老先生に悩み相談の手紙を送りつけてくる人の気持ちも
少しは理解できなくもないです。

本書も「バカの壁」同様、短時間であっという間に読めます。
ぎすぎすした人間関係に悩んでいる人は、通勤中にでも読むと
リラックスできるかも。


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コメント 2

ようこくん

うしこさん

ご訪問&niceありがとうございました。
私も「バカの壁」を読みましたが、うしこさん同様
説明できません(^^;)
その後、シリーズになっていたことも知りませんでした。
今度見つけたら読んでみたいです。

沖縄にいらっしゃるのですね。青い海が羨ましいです!!
by ようこくん (2011-03-05 13:18) 

うしこ

>ようこくん さん

こちらこそ、ご来訪&コメントをありがとうございます。

ようこくんさんのブログは、株主優待とか介護とか子育てとか、
学ばせていただきたい内容ばかりで為になりました。
またご訪問させていただきます<(_ _)>


by うしこ (2011-03-06 09:40) 

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