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1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編 [活字中毒のトモ]


1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編 (新潮文庫)

1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編 (新潮文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/05/28
  • メディア: 文庫


いよいよ最終巻です。
ちょうど週末で、夫は飲み会に出かけて不在でしたので
夜にだらだらと本を読む時間があり、一気に読んでしまいました。

宗教団体「さきがけ」に頼まれて青豆の行方を追っている牛河は
天吾と青豆の間につながりがあることに気付きます。
雲隠れしてしまった青豆を探すよりは、天吾を見張っていた方が
何か得られるものがあるかもしれないと思った牛河は
天吾のアパートの別の部屋を借りて、彼の動向を見張ろうとしたのでした。

最後の最後に青豆と天吾はようやく再会を果たします。
あんな方法で再会できるのだったら、もっと早くに再会できたのでは・・・?
と思わなくもないのですが、
最終的に二人が 1Q84 年から 1984 年に戻っていき、ほっとしました。
1984 年に戻れたのなら、さきがけのリーダーが遺した怖い予言も
なかったことにできるのですよね・・・?違うの?

なんとなく、続編が出そうな終わり方でした。
このまま終わってもかまわないし、続編が出ても楽しそう。
この終わり方で、「カラマーゾフの兄弟」を思い出しました。
あのお話は、作者が続編を書こうとしていたにもかかわらず、亡くなってしまったので
続編がないのです。
村上 春樹さんは、まだまだお元気ですから、
続編が出る可能性は大いにあると思いました(もちろん、私の勝手な思い込みですけど)
だけど続編は、もっと宗教色が濃い話になりそうです。
青豆の子どもはさきがけとリトルピープルによって常に狙われることになると思うので
恐ろしい作品になりそうですね。

私の感想なんかはどうでもいいので、実際に本を読まれることをお薦めします。
秋の夜に、自宅で読むのにピッタリです。





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