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世界を変えたいなら一度"武器"を捨ててしまおう [活字中毒のトモ]


世界を変えたいなら一度

世界を変えたいなら一度"武器"を捨ててしまおう

  • 作者: 奥山真司
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2012/07/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


北野 幸伯さんのメルマガ「ロシア政治経済ジャーナル」で紹介されていた本です。
著者の奥山 真司さんは、この本の著者紹介によると、地政学・戦略学者だそうです。
北野さんは彼を「現代の諸葛孔明」と評しています。
天才軍師の名前が出てくるくらいですから、さぞかし読み応えがあるに違いない
・・・と思って購入してしまいました。
北野さんは、本の宣伝が本当に上手です。

世界で戦っていこうと思ったら、技術ではなく戦略が大事
日本人はものづくりは上手だけど、戦略が足りん
戦略を知ればもっと楽に世界を渡って行けるよ
・・・というのがおおまかな本書の趣旨です。

この本によると、欧米諸国はモノづくりでは日本にかなわないと思ったので
当の昔に技術を捨て去り、戦略で勝負しているんだとか。
いつまでも「良いものを作っていれば、世界が認めてくれる」
というわけではないことが、分かりやすく解説されています。
国だけではなくて、個人にとっても戦略は大事らしいのですが
私は典型的な日本人であるようで、戦略・・・確かに苦手ですね。
先のことなんて考えたところで、それが当たったためしがありません。
「読み違えて」いるんでしょうかね。
それとも、もっと戦略的な誰かに、筋書きを書き換えられたから?
イヤ、そんなことされるほど重要人物じゃないわ、私。

ところでこの本、自己啓発本らしいです。
読んでみて、全然そんな感じはしませんでしたが。
自己啓発本というとたいていは、何かワケのわからないことが書いてあって
とりあえず、書いてある通りにやってみようか・・・てな流れになりますが
この本はそういうことはなくて、ひたすら理詰め、というか戦略的なのです。
でも何を隠そう、戦略が苦手な私には、イマイチ腹に落ちる部分が多くなかったのです。
例えば、会社の上の人が考えていることは、ひたすらコストカットだというのは分かっていますが
そうなるとこの会社ヤバイ、という結論しか出てこなくて
今後自分がどうしたら生き残れるか、という有益な考えはまったく湧いてこないのです。
言われていることはわかるのです。でも、その後どうしたらいいのかが分からない。
・・・やっぱり何か読み違えているみたいです。
それと個人的に、スキルだけ磨いていける方が、本当は楽で好きなんですよね。
でもそれだけではダメだというのは良くわかりました。





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