自分の体を好きになりたい つれづれノート23 [活字中毒のトモ]
詩人、銀色 夏生さんの日記「つれづれノート」の 23 冊目です。
50 歳を越え、酒と美味しい料理を堪能し続ける夏生さんですが
23 冊目の「つれづれノート」では、体重が増えてだらけきった身体を気にしておられる様子。
悲壮感こめてダイエットというのではないけれど
自分がベストと思うくらいまでは、身体を絞ろうとして、悪戦苦闘されていらっしゃいます。
39 歳の私でも思いますもの。
昔はそう簡単に太ったりしなかったのに
今ではちょっと気を抜けば、あっという間に体重が増えてしまいます。
そして、減らすことのなんと難しいこと!
酒を飲むのをやめれば、もう少し体重もコントロールしやすいと、分かっているのですが
それもなかなか難しい。ていうか、酒なしの生活なんておもしろくもなんともない。
夏生さんも、お酒を飲む代わりにアルコールフリーのビールを飲んでみたり
炭酸水を飲んでみたり、色々試されたようですが
ずっと飲まないでいるのはなかなか難しい様子です。
そして、昼間は鍼治療やスポーツクラブに通って、身体を絞ろうとされているのですが
難しいようです。
15 年くらい先の私って、きっとこんな風なんだ。
今よりもっと体型管理が難しくなるのか・・・どうしようかな。
他にも、娘さんと息子さんと楽しく暮らす様子が書いてあります。
娘さんは思春期を終えられ、まだ一人暮らしを続けていらっしゃるので
距離感がちょうど良く、夏生さんとお嬢さんの仲は良好です。
一時はずいぶん心配しましたが・・・。
(本当に読者が心配するほど、娘さんを評する文章が荒れていました)
息子さんは相変わらず心配というか、中学生、難しいお年頃です。
部活に行かなくなってしまったり、体調不良で職場体験を休んでしまったときに
体験先で謝らなかったり。まだまだ大人になるまでに時間が必要です。
それでも、自分の写真を親が書籍に載せても文句を言わないので
2 人ともできた子どもさんだなと思います。
夏生さんが親であるということに、上手に適応されています。
今回の「つれづれノート」は、とても気楽に読めるので、旅の友にお薦めです。
あとゴールデンウィークのように、まとまったお休みの間に読むのもお薦めです。
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