赤い指 [活字中毒のトモ]
本好きを公言しているからか、最近同僚がいろいろな本を薦めてくれます。
この本もその 1 冊です。
薦めてくれた同僚、K さんは、この本を貸してくれた時に
「私は加賀さんに恋してるんです」と言っていました・・・加賀さんて、誰よ?
そう思いながら本を開くと、加賀さん出てきたのですが、
死にかけの爺さんでした。K さんずいぶん渋い趣味・・・
K さん: 「違います。その加賀さんはお父さんの方です!」
あ、息子さんがいらっしゃったんですね。
会社員前原 昭夫は、ある日妻から電話を受けて帰宅したところ
彼らの息子が少女を殺害してしまったことを知ります。
前原夫妻は息子をかばおうと、必死で証拠を隠滅し、
別人を犯人に仕立て上げるのですが、
練馬署勤務の加賀刑事は、彼らの嘘を巧みに見破っていきます。
この練馬署の加賀刑事が、息子さんの方です。
冷静沈着に、常に 2 手、3 手先まで予測して、
周りに怪しまれないように捜査を進める刑事です。
華やかさはないのですが、実直でそつがありません。
ふうむ・・・K さん、こういう人が好きなのね。
ま、そういう感想はいいとして、確かにこの人を好きだ、という気持ちは分かります。
警視庁捜査一課の新米であり、加賀さんの従妹である松宮が
物事を表面だけでしか見れない、まだまだ未熟な様子でいることが
加賀さんの仕事ぶりを余計に際立たせています。
加賀さんのお話はシリーズ化されていて、他にも 10 冊近く出ているようです。
K さんはそのうち 2 冊を一緒に貸してくれているので、もう 1 冊もすぐに読んでみたいと思います。
K さん、おもしろい本を貸してくれて、どうもありがとう。
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