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貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 [活字中毒のトモ]


貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

  • 作者: ジェーン・スー
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2014/07/24
  • メディア: 単行本


私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」の著者が書いた、
別の本を読んでみました。
2 冊同時に Amazon で購入したのですが、よくよく調べてみると、今回ご紹介する書籍の中身は
ジェーン・スーは日本人です。」というブログに書かれた記事が、大半のようです。
なんだ・・・ブログなんだったら、無料で読めたのに。

ですが、読み進めてみると、これがなかなか面白く
1,300 円プラス税を払って書籍を読むのも、悪くはないかも
・・・コストパフォーマンスはイマイチだけど
くらいの感想となりました。
こんなに些細なことにこだわって、ああでもない、こうでもないと
議論を述べる本を読んだのって、久しぶりかも。
というか、前にこの手の本を読んだのが、いつだったのか
もう思い出せません。

「ブスのくせに」「ババアのくせに」というセリフに対して

ブスやババアは気に病む要素にはなり得ても、他人がこちらを傷つける道具にしてはならない
そして自分もそれを思うときには、自分自身に低い評価をしている

とか書かれています。深くないですか?

こういうことって、細かく考え始めるときりがないのですが
考えるのは結構楽しいです。
それを紙面でやってしまう、ジェーン・スーさん。やっぱり面白い人かも。

笑顔の上手い下手を、身体の硬さとリンクして考えたり
「ファッションとメイクは実用性とトレンドの中間で結構なので、
毒のあるコラムとカルチャーページ、リーズナブルなお店紹介が少々、
読み応えのある特集がひとつ」ある雑誌を作ってくれないか、とか
頭の中に湧き上がる、細かいことを、よくこんなにも文章にできるな、
これはとてもすごい才能だよ、と思いません?

人と交わす会話では、ここまで細かいことは話題にできない
というか、音として成り立たない(私は知人との会話をこのようなものだと思っています)
ですが、独りで文章にすると、けっこう細かいことまで表現できるのだなと思いました。
またジェーン・スーさんて、私と同じ年なんです。
生きざまは、全然違うのですが、深く掘り下げて考えることを楽しむのは
みんな口にしないだけで、意外と同じように楽しんでいるのかも?
と少しだけ思いました。




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コメント 2

Sanchai

ジェーン・スーはラジオのトークも上手く、相手のパーソナリティ(局アナ)のいいところをうまく引き出してくれます。聴いていて掛け合いが面白いです。
by Sanchai (2014-10-27 04:33) 

うしこ

>Sanchai さん

そういえばジェーンさん、ラジオパーソナリティとしての肩書もお持ちでいらっしゃいましたね。掛け合い面白いんですか。聞き上手な方なんでしょうね。
by うしこ (2014-10-27 23:27) 

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