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「心の掃除」の上手い人 下手な人 [活字中毒のトモ]


「心の掃除」の上手い人下手な人 (集英社文庫 (さ28-6))

「心の掃除」の上手い人下手な人 (集英社文庫 (さ28-6))

  • 作者: 斎藤 茂太
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/02/20
  • メディア: 文庫


精神科医、斎藤 茂太さんのエッセイです。
通勤かばんに入れていて、他の本を読み切った後のつなぎとして
細切れで読みました。だけど、それで十分面白かったというか
読みやすくて、良い暇つぶしになる本でした。

毎日を「すっきりとした気持ち」で過ごすための、考え方のヒントが詰まった本です。
ポジティブ・シンキングの本とはちょっと違うかな・・・?
嫌な気持ちを引きずってくよくよするよりは、まず簡単な動機で良いから
自分の気持ちを切り替えると、行動もおのずと変わる
もしくは逆に行動からまず変えてみると、気持ちもすっきりする
そんな感じのことが書いてあります。

モタ先生の本、ずいぶん前に何冊も読みました。
久しぶりに読んでみると、昔はすごく新鮮に思えたことが
今では当たり前になってしまっていることに驚きました。
「相手の性格は変わらない」なんて、今では当たり前の考えではないですか?
でもたぶん、10 年くらい前は当たり前ではなかったのだと思います。
本書が刊行されたのが、2006 年 2 月ということなので、
その当時はきっと、新鮮な話題だったと思うのです。
そう考えると、人間の気持ちの持ち方というのは、時代が変わるにつれて
少しずつ変わっていくのだな、と感じました。
よく「歴史は繰り返す」といいますが、きちんと学習して、変えていっていることも
いろいろとありそうです。
きっとモタ先生が、この流れの立役者となっているんでしょうね。

だけど「心の掃除」の仕方は浸透したように見えても
心療内科が混雑しているのはどうしてなんでしょう?
新たな問題が次々と起こっているからなんでしょうか。
今後も、心の掃除がもっと上手にできる方法が見つかりますように。



タグ:斎藤 茂太
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