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「60歳の壁」をらくーに越える5つのこころ術 [活字中毒のトモ]


「60歳の壁」をらくーに越える5つのこころ術

「60歳の壁」をらくーに越える5つのこころ術

  • 作者: はら たいら
  • 出版社/メーカー: 海竜社
  • 発売日: 2003/09
  • メディア: 単行本


男性更年期について書かれた本を読んでいた時に、一緒に買っていた本です。
結構何冊か買っていたのに、同じ内容に飽きて、読んでいなかったんですね・・・。
読み始めてみると、読みやすい文章で書かれていて
あっという間に読み切ってしまいました。
暇な時間に文字を追いかけたいなんていう時にお薦めです。

この本は、はらさんが 60 歳になる直前に発行された本です。
更年期の症状が軽減されて、その後の人生を
穏やかに楽しんでおられる様子が伝わってきます。
やっぱりというかさすがというか、この方好奇心の塊のような人です。
「何度も同じ話をする人に対しては、聞き手が頭の周波数を変えればよい」とか
「電球や石ともその気になれば会話ができる」と書いてあります。
想像力がとても豊かな方です。
こんな方だから、漫画をたくさん書くことができたんでしょうね。

またはらさんの奥さまの著書「はらたいらに全部」を読んだ時にも
奥さまが働いて、売れない時代のはらさんの面倒を見ていたことを知り
「はらさん、ヒモじゃん・・・」と思ったのですが
この本では、ご本人の口(じゃなくて文章か)で、奥さまと久しぶりに再会したときのはらさんは
「どこから見ても、りっぱなヒモ」だったときっぱり言い切られています。
さらにははらさんには生まれたときから「人に甘える体質」が備わっていて
普段から、色々な人に甘えまくっていたのだそうです。
そんなはらさん、「年を取ったら、家族になんか甘えまくってしまえばいいんだよ」
と書かれています。さすがです。
ここまできっぱり言い切って、甘えてしまうと、むしろ潔くていいのか?
義母が「車を出して買い物に連れていって」「美容院を予約して」と言うだけで
いつもイライラする私からしたら、甘えられる人の身にもなってみろ!と思うのですが
甘える側は、そういうことは思わないのですね。思っていたら、人になんか甘えられないか。

「60歳の壁」をらくーに越えるには、甘やかしてくれる人の存在が不可欠のようです。
何となく分かるというか・・・全部自分で抱え込まなくてはいけなかったら
確実に疲れてしまうでしょうね。
甘えさせてくれる人が傍にいて、好きな仕事で食べていけて、死ぬまで好きな酒を飲めて
はらさん幸せだ・・・うらやましい限りです。






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