マッサンが愛したリタの料理レシピ [活字中毒のトモ]
夫が「こんなんあるでー」と薦めてくれました。
レシピ本か・・・これまでの経験上、レシピ本は中を見ないで買うと後悔します。
ですので書店で実際に実物を手に取ってから買いました。
マッサンの孫である、竹鶴 孝太郎さんが編集した本です。
中を開いてみると、普通のレシピ本とはちょっと違うというか
エッセイや写真がたくさん入っていて、読み物としても楽しめます。
おばあちゃんの思い出を、レシピと一緒に本にまとめた・・・そんな感じの本です。
リタ夫人が作っていた「竹鶴家懐かしの味」は、味付けはシンプルですが
作るのに時間がかかる料理が多いようです。
ローストビーフって、肉につけるのは塩と胡椒だけなんですね。
ただし、大きな塊肉をオーブンで 40 分も焼かなくてはならず
グレービーソースもしっかり手作り。
ですがおいしいグレービーソースの作り方を今まで知らなかったので
この本の作り方を参考に、作ってみようと思いました。
さっそく、手羽元を買ってきて(本当は廃鶏なる鶏肉のぶつ切りを使うらしいのですが
こっちの方が手に入れやすい)「チキンブロス」を作ってみました。
出た出汁が、色々な料理のベースとなるスープになります。
グレービーソースを作るには、このスープが必要です。
リタ夫人はぐつぐつと鍋で数十分煮込んでいたとのことですが
面倒くさがりの私は迷わず圧力鍋を使用。
だしをとった後の鶏も、美味しくいただきます。
本当は春先ではなくて、冬の寒いときに食べたい料理かも。
あっさりとしたチキンの素朴な味が家族に好評でした。
出がらしのような料理ですが、あっという間になくなりました。
そしてチキンでとったスープを使ってグレービーソースを作る。
牛肉を 200g も使って作るソースなのに、これだけしか取れません。
さらにはグレービーソースを利用してシェパード・パイを作る。
グレービーソースの出がらしも、一緒に入れてみました。
マッサンはラムがあまり好きではなかったので、リタ夫人は牛肉を使って
シェパード・パイを作ったようですが、私はラム大好きなので
迷わずラムを使いました。濃厚な肉の味が楽しめます。
なんとも色々な料理がつながっています。残ったものを別の料理に活かせる
無駄の少ない料理が多いようです。少ない材料で数種類の料理が作れるので
こういうお料理大好きです。
もうすぐマッサンも最終回を迎えるので、寂しい限りです。
リタ夫人のレシピを作るのを、しばらく趣味にして楽しみたいと思います。
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