SSブログ

「マッサンの妻」竹鶴リタが大切にしたもの [活字中毒のトモ]


「マッサンの妻」竹鶴リタが大切にしたもの

「マッサンの妻」竹鶴リタが大切にしたもの

  • 作者: 竹鶴 孝太郎
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2015/01/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


マッサンが終わってしまって完全に「マッサンロス」に陥っています。
今まで朝の連続テレビ小説にここまでハマることはなかったので
「ロス」の気持ちが全く分からなかったのですが、こんなに寂しいんだ・・・。
寂しい気持ちの中、本書が Amazon から届いたので、さっそく読みました。
竹鶴 孝太郎さん、いい商売してますね。さすが元ハーバーサーカス副社長。
(私の中で、彼の経歴で身近に感じるものがこれなだけです。ハーバーサーカスって
神戸の事業でしたから。孝太郎さんは、他にもいろいろな肩書をお持ちです)

写真がたっぷりの本なので、あっという間に読めます。
リタさんが独身の頃から晩年のものまで、たくさんの写真が掲載されており
愛用していた食器や洋服の写真まであります。
身近な人が思い出を語ると、こういう感じになるんですね。

興味深かったのが、いくつかの本や Web 上のブログなどで
「竹鶴家の黒歴史」みたいに書かれていた養女のリマが
孝太郎さんの目を通すと「確かに実在した家族」リマおばちゃんであったことです。
身内がこう語っていますし、掲載されているリマの写真は
どれも愛情込めて撮られたようなので、世間で言われているほど
マッサン夫婦とリマの親子関係は、悪いものではなかったのでは・・・と思いました。
ただ、リマが多感な時期に、威が竹鶴家の養子に入ったり
戦時中に親が外国人だということでいじめを受けたりしたので
いろいろ苦労をして、その後の親子関係が生まれたのだと思います。
本書に書かれたリタさんの略年表を見ると、そのことがよく分かりました。
実際のリマは、終戦当時でまだ 15 歳なんですね。
まだまだ子供だし、その時期に戦争で、お母さんが敵国の人
しかも血の繋がっていないお母さん・・・境遇が複雑すぎて、
前向きに受け止めるには無理があります。

この本には「リタさん直伝スコットランドレシピ」のコーナーもあり
マッサンが愛したリタの料理レシ​ピ」に掲載されているレシピがいくつか、
ここにも掲載されています。
チキン・ブロスやローストビーフの作り方も載っているので
マッサンが愛したリタの料理レシ​ピ」も購入した身としましては
ちょっとだまされた感があったのですが、
本書のスコットランドレシピコーナーにはグレービーソースの作り方は掲載されていないので
まあ・・・仕方ないか・・・となんとか自分を納得させてみました。


nice!(14)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 14

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0