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魔女の宅急便(5) 魔法のとまり木 [活字中毒のトモ]


魔女の宅急便    5魔法のとまり木 (角川文庫)

魔女の宅急便 5魔法のとまり木 (角川文庫)

  • 作者: 角野 栄子
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2013/11/22
  • メディア: 文庫


魔女の宅急便も 5 作目になり、この本の中でキキは 20 歳の誕生日を迎えます。
ジジも雌猫に恋をして、キキはとんぼさんと相変わらず遠距離恋愛。
あんなに仲良しだった魔女と魔女猫ですが、
お互いに、別の相手と親密になっていきます。

キキが独り立ちしてから 7 年も年月が経ってしまいました。
こんなに長く、丹念に、1 人の主人公の成長具合をつづったお話って
他にありましたっけ?

5 作目は、なんだか淡々とお話が続いていきます。
なんとなく、キキもジジも成長したのか、心があまりフラフラしないです。
ただ、お互い別の相手のことが大切になってしまっているので
ジジは猫の言葉をたくさん使うようになりますし、
キキは相変わらずとんぼさんの帰りを待ち焦がれています。

よくよく見てみたら、この 5 作目が発表されたのは 2007 年なんですね。
1 作目が発表されたのは 1985 年で、2 作目が 1993 年。
宮崎 駿さんが映画「魔女の宅急便」を発表したのが 1989 年ですから
駿さんが参考にされたのは 1 作目だけなのでしょうか。ちょっと意外。
内容的に見て、2 作目まで参考にして作ったんだろうと勝手に思っていました。
でも違うようなので、角野さんの方が映画に引っ張られているのか・・・?
そして 1 作目がリリースされてから 5 作目が発表されるまでに
20 年以上の年月が経っています。
魔女の宅急便は完全に、角野さんのライフワークですね。
一生かけて世の中に伝える作品があるというのは、素晴らしいことです。
こんな仕事の仕方、してみたいです。





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