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図で考える、シンプルになる。 [活字中毒のトモ]


図で考える。シンプルになる。

図で考える。シンプルになる。

  • 作者: 櫻田潤
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2017/10/20
  • メディア: Kindle版


インフォメーション・デザイナーである、櫻田 潤さんの著書。
職場の同僚に勧められて読んでみました。

言葉だけだと違いがはっきりしなかったり、
意図せず衝突してしまったりする可能性が高いですが
目に見える図を使ってワンクッション置くと、冷静になれて、議論がスムーズに進みます。
「伝わる図」を作るためには、表現テクニックに走る前に、
「自分自身が納得し、理解できる図」を作る必要があるので
そのためには、頭の中を整理整頓し、ものごとをシンプルに考えるようにしたい。
そうするために必要な道具と使い方をまとめたのが本書だそうです。
つまり、図はプレゼンツールである前に、思考ツールであると。
そして、図を書くのだけれども、簡単な線図を使うので
絵心やテクニックはいらないのだそうです。本当に!?
図を書くのが上手な人や、プレゼン資料をきれいに作る人って
絶対ある種の才能の持ち主で、私はそれを身につけることができないと
思っていましたが・・・違うの?と半信半疑で読み始めました。

本書によると、以下の 7 つの図を使えば、
思考を磨き、ものごとを伝えるのに便利だそうです。

1. 交換の図
2. ツリーの図
3. 深掘りの図
4. 比較の図
5. 段取りの図
6. 重なりの図
7. ピラミッドの図

これらの図を頭の中にインストールすることによって、
意識せずとも仕事で使えるようになるのだとか。
ただし、この作業、本書を読んだらすぐ身につくというわけではなく
繰り返し意識して、図を使っていかないとダメなんだとか。
ま、そうですよね。

本書にも、練習問題がたくさん出てきます。
真面目に取り組むと、結構時間がかかります。
私の場合、仕事の合間にちょっとずつ読んで、課題にも取り組んだので
読了にかなり時間がかかりました。
それでも、7 つの図を上手に使いこなせるようになったかというと謎で
まだまだ実践が足りないな・・・という印象です。先は長そう。
あと、本書を読んだからといって、プレゼン資料が飛躍的に美しくなることは
ないと思います。分かりやすい図を提示できる能力と、美しい資料をつくれるセンスは
たぶん別物ですね。前者はものごとを伝えるために必要最低限なスキルで
後者はプラスαのスキルなのかなと。
躍動感あふれる色鮮やかな資料作りはあきらめることにして
とりあえず、シンプルな図で分かりやすく伝えられるようになるべく
日々トレーニングに励もうと思いました。



図で考える。シンプルになる。

図で考える。シンプルになる。

  • 作者: 櫻田潤
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2017/10/20
  • メディア: Kindle版



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